TBSラジオが隔月で発行するフリーペーパー「TBSラジオPRESS」の最新号「2-3月号」が現在配布中だ。
表紙&カバー特集には、新しい時代の情報番組「Session-22」(毎週月~金曜夜10:00₋11:55)のパーソナリティを務める評論家・荻上チキが登場。番組の“今”や“これから”をレクチャーモードで語ってもらった。
荻上チキ「ニュースを“知る”から“わかる”へ」
政治や国際関係の話題も扱う「Session-22」。これまでに「ギャラクシー賞」ラジオ部門大賞や「民放連盟賞」、荻上自身も「ギャラクシー賞」DJパーソナリティ賞を受賞するなど、業界でも高く評価されてきた。
世の中であまり取り上げられていない話題をピックアップしたり、ほかのメディアでも伝えられているニュースにはあえて視点を変えてアプローチしたり、が荻上流。そうした独自のスタンスが、番組のオリジナリティを生みだす原動力になっている。
とはいえ、リスナーに過度な気負いは必要ない。荻上も、「くつろぎながら、何か作業をしながらでも、まずは聞き流してもらえたら」「つけているだけで他のメディアでは得られない情報が入ってくるのが、『Session-22』の魅力だと思います」と力強くアピールする。
そう。情報を整理し、政治や議論の“そもそも”の仕組みや考え方をわかりやすく伝えるのは番組の仕事。リスナーは、聞き流すうちにニュースを“知る”段階から“わかる”段階へと踏み込んでいくのだ。
「新しい何かを!と構えるよりも、番組のクオリティを保ちつつ、もっと知識や考え方を深める番組作りがしたいです」。具体的なプランも交え、地に足のついた展望をじっくり語る荻上。読むだけでニュースを見る目が1ランクアップしそうなたっぷり4ページの大特集だ。