ネットで「中に人が入っている」と話題になった、仙台うみの杜水族館(宮城県)の“大きすぎるオウサマペンギンのヒナ”。かわいくて癒やされる期間限定の羽毛姿がテレビ番組で紹介されて話題となったが、いつまで見られるのだろうか。現在の姿はどうなっているのか、特別に大きなヒナなのか、水族館の広報担当に気になる疑問をぶつけてみました。
特別大きな個体ではない!?
――オウサマペンギンの赤ちゃん展示が話題になりました。反響はいかがでしょうか。
【広報担当O氏】SNSでの拡散から、新聞・テレビ・雑誌で多く取りあげていただきました。遠方からオウサマペンギンヒナを目的でお越しいただいたお客さまも多数いらっしゃいました!
――「中に人が入っている」とその大きさが話題でしたが、このヒナは特別に大きな個体なのでしょうか。
【広報担当O氏】もともとオウサマペンギンは、世界で2番目に大きい種類のペンギンですので、そのオウサマペンギンに綿羽(モフモフの羽)があるのと、換羽の時期に向けて、蓄えているため、この時期のオウサマペンギンは大きなサイズとなります。
――特別に大きい個体ではないんですね! モフモフのままサイズが大きくなり、羽毛が抜けていく前の姿だったのですね。
2月上旬には羽毛が抜けきる見込み 現在は…セレブ感あふれる「もふもふマフラー姿」
――「中に人が入っている」と話題になった姿は生後どれくらいの期間でみられるものでしょうか?
【広報担当O氏】5カ月です。2月上旬には羽毛が全て抜けそうです。
――モフモフ姿を見逃した方に向けて…。ペンギンを展示している水族館さんは全国に多数ありますが、他の水族館でも見られる可能性がありますでしょうか?
【広報担当O氏】オウサマペンギンのヒナが生まれた園館さんではご覧いただけるのではないかと思います。うみの杜では一昨年もオウサマペンギンのヒナが生まれて同じように大きなヒナをご覧いただいておりました。
今回見逃した人は、またどこかで見られる機会はあるとのこと。仙台うみの杜水族館のオウサマペンギンのヒナは、下半身の羽毛が抜けて半分が大人のペンギンの姿になっている。首肩まわりに羽毛が残っている今の姿はまるで、もふもふマフラーを巻いているようにも見える。セレブ感漂うこの姿は今週末までは見られそうだ(※見られる時期は予想です)。
加藤由盛