<ラーメンWalkerグランプリ2018>熊本の本当に旨い店ベスト3

九州ウォーカー

ラーメン情報誌「ラーメンWalker」(KADOKAWA)による、全国の旨いラーメン店を決めるランキング企画「ラーメンWalkerグランプリ」。読者と百麺人の投票によって選ばれた全国屈指の“旨い店”を大発表!今回はとんこつラーメンの聖地、熊本のベスト3をご紹介。<情報は発売中の「ラーメンWalker九州2019」より>

第3位・好来ラーメン (人吉市)


好来ラーメン / こぢんまりとした店内。昼時は満席が続くため、早めの入店がおすすめ


百麺人が選んだ熊本のラーメン店・第3位は1958(昭和33)年創業の「好来ラーメン」。人吉市最古のラーメン店で、現在は先代の味を引き継いだ2代目の吉村毅さんが腕を振るう。

好来ラーメン / ラーメン(600円)。焦がしニンニクの香りが食欲を刺激する!麺は、製麺所で働いていた経歴をもつ店主が手がける自家製麺


メニューは、約20年前から「ラーメン」(600円)一本で勝負。焦がしニンニク、ラード、ゴマ油で作るマー油が味の決め手だ。地元産モヤシのシャキッとした食感もいい。

香ばしいスープに、通常の約2倍の量の自家製麺、薄切りにした豚バラチャーシューがのった一杯は、食べ応えあり!

[好来ラーメン]熊本県人吉市下青井町76 / 0966-23-3330 / 11:30〜20:00 / 月曜休み(祝日の場合翌日) / JR人吉駅より徒歩15分

第2位・ラーメン専門店 幸帝 (菊池市)


ラーメン専門店 幸帝 / 落ち着いた空間にカウンター席、テーブル席を備える店内


見事に第2位を獲得したのは、地元の家族連れから県外の観光客まで広く愛される名店「ラーメン専門店 幸帝」。つきっきりで火加減を調整しながら抽出するスープは、さっぱりした味わいの中に奥深いコクを感じられると好評だ。麺は、店主が熊本市内の全製麺所へ足を運び厳選。手間ひまかけてできたスープによく絡み、時間が経ってものびにくい。

ラーメン専門店 幸帝 / ラーメン(650円)。時間と手間を惜しまないコク旨スープが決め手


特におすすめしたいのが、看板メニューの「ラーメン」(650円)。店を始めるキッカケとなった、山鹿市にあるラーメン店の味を追い求め、独学で完成させた一杯だ。上にのるネギと焦がしニンニクの有無は、注文時に選べる。

[ラーメン専門店 幸帝]熊本県菊池市西寺1751-8 / 0968-23-6005 / 11:30〜15:00、18:00〜20:30(LO)※売切れ次第終了 / 木曜休み / 九州自動車道植木ICより車で約20分

第1位・火の国文龍 総本店(熊本市)


火の国文龍 総本店 / 県道103号沿いで営業。屋根上の巨大な白龍のオブジェと紫・オレンジの外壁が目印だ。店内にはロの字型のカウンター席とテーブル席あり


火の国文龍 総本店 / 本店から徒歩10分ほどの距離にある自社製麺所で打った中太麺を使用する。加水率が高く、モチモチッとした食感を堪能できる。スープとの絡みもいい


栄えある1位に輝いたのは「火の国文龍 総本店」だ。宮崎県にある、白濁したこってりスープで人気のラーメン店「風来軒」で経験を積んだオーナーが1998年に開業。今や熊本ラーメン界を代表する一軒となった。人気の秘密は、呼び戻しで作る濃厚な豚骨スープ。豚骨のアクに含まれる旨味をも凝縮した一杯は、一度食べるとやみつきになるはず。ラーメンの丼にもこだわり、保温性の高い中空二重構造の器を採用。最後のひと口まで熱々の状態で楽しめる。

火の国文龍 総本店 / とんこつ黒(こってり)(690円)。アクの旨味まで凝縮したとろみのある超濃厚豚骨


人気のラーメンは「とんこつ黒(こってり)」(690円)だ。客の8割が注文する定番で、麺が見えないほどの背脂がポイント。好みでレンゲの自家製辛味噌を溶かして食べよう。卓上のニンニク醤油を加えると、さらにコクが増す。「豚骨ラーメンが根付く熊本においても“ガツン度”はピカイチ」と、百麺人も太鼓判!

[火の国文龍 総本店]熊本県熊本市東区戸島4-2-47 / 096-388-7055 / 11:00〜15:00、17:30〜22:30(LO22:00) / 火曜休み / 九州自動車道熊本ICより車で約15分

九州ウォーカー編集部

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