岡山県新見市の新見美術館で4月7日(日)まで、「鉄斎・大観・栖鳳・玉堂・関雪 五大巨匠展/特集展示 藤井哲の素描」が開催されている。
開館当時、故横内正弘氏から寄贈を受けた富岡鉄斎を中心としたコレクションでスタートした新見美術館の日本画。その後、市内外のコレクターからの寄贈や寄託、市の絵画購入などにより充実、開館から30年近く経った現在、近代から現代に至るまでの日本画の歩みをたどることができるコレクションが充実している。
同展では、新見美術館コレクションの中核となる鉄斎を中心に、大観、栖鳳、玉堂、関雪の五大巨匠の作品を紹介。また、新見が生んだ孤高の洋画家・藤井哲の素描も特集展示する。
担当者は「新見美術館の日本画コレクションの中心である富岡鉄斎・横山大観・竹内栖鳳・川合玉堂・橋本関雪の東西の五大巨匠の作品のみを、まとめて紹介するのは初めての試みとなります。
この5人だけを取り上げた展覧会はこれまであまり行われたことがなく、明治、大正、昭和にかけて活躍した作家たちそれぞれの作風や得意なモチーフと共に、時代背景を思い浮かべながら作品を見比べていただくと、作家それぞれの美意識を感じていただけるのではないかと思います」と作品鑑賞のポイントを教えてくれた。
日本画の5巨匠の作品のみをまとめて紹介される貴重な機会。それぞれの作品を見比べると日本画の面白さに気づけるかも?この貴重な機会に新見美術館に行こう。
ウォーカープラス編集部