昨年から続く高級バーガーブーム。ファストフードを展開する各社がこだわりのバーガーを販売し人気を博すなか、ついに“最高峰”ともいえる松阪牛を100％使ったハンバーガーが10月19日(火)、東京ミッドタウンに登場した。
その名も「松阪牛すき焼きバーガー」というこのハンバーガーは、名古屋を拠点とする「お肉の専門店 スギモト」にて販売。スギモトは東京の高級焼肉店にも肉を卸しており、特に松阪牛の取り扱いに定評がある老舗精肉店だ。
なんといっても注目は、バーガーに使われる正真正銘の松阪牛！ 柔らかい肉をスギモト秘伝の割り下で炒め、レタス、マヨネーズを浅野屋のバンズで挟んでいる。約12㎝とやや大きめのバンズに、はみ出すほどの松阪牛が入ってボリュームも満点なのだ。
早速記者も試食してみて、驚き！ 松阪牛の肉の上品な風味と醤油ベースの割り下、ゴマたっぷりバンズの合うこと合うこと…！ さすがは松阪牛、肉の臭みもまったくなく、肉の甘味がふんわり口のなかに広がっていく。さらに単なるバーガーらしからぬ仕掛けも。実は“ガリ”が挟んであるのだ。すき焼きの割り下と、肉の甘味がガリによって引き締められ、より一層のうま味が感じられる。和風醤油のハンバーガー、日本人なら誰もが｢ウマイ！｣と感じられる王道の味わいに仕上がっているのもポイントだろう。
「精肉店直営だからこそ、お値打ち価格で松阪牛を召し上がっていただけます。普通ならハンバーガーにはできないですよね」とは常務取締役の鈴木さん。
気になるお値段は、松阪牛をたっぷり50g使用しているにも関わらず1個800円。通常のハンバーガーを基準にするとかなり高額だが、松阪牛が手軽に味わえると考えれば破格だろう。高級バーガーの最高峰、試してみる価値はあり！【東京ウォーカー】