世界的に活躍する美術家・やなぎみわ10年ぶりの個展が香川県高松市で開催中

東京ウォーカー(全国版)

香川県高松市の高松市美術館で3月24日(日)まで、「高松市美術館開館30周年記念 やなぎみわ展 神話機械」が開催されている。

生と死の国の境に植えられていた桃の木をモチーフに、人間の運命について思考を深める新たなシリーズ「女神と団信が桃の木の下で別れる:川中島」(部分)2016年 作家蔵


1990年代から現在に至るまで、現代美術のみならず演劇界でも忘れられないシーンを投じてきた美術家・やなぎみわ(1967-)の芸術活動に迫る展覧会。

同展では、やなぎのこれまでの代表作シリーズや舞台の仕事を紹介するほか、2016年から日本神話と桃をテーマに福島の果樹園で取り組んできた写真シリーズ「女神と男神が桃の木の下で別れる」を、日本で初めてまとめて展示。やなぎの創造の泉をこれまで以上に感じることができる。

【写真を見る】ギリシャ神話がモチーフの「モバイル・シアター・プロジェクト」「神話機械・スケッチ」2018年 作家蔵


担当者は「やなぎみわトークショーやワークショップなど、様々な関連イベントも開催しますのでぜひお越しくださいませ」と来場を呼びかける。

公募したモデルに「50年後の理想の自分」をイメージしてもらい、やなぎと対話。浮かんだ老女像を特殊メイクやCGなどでビジュアル化「My Grandmothers:YUKA」2000年 作家蔵


やなぎみわの魅力にどっぷりと浸れる個展となっている。ファンはもちろん、まだ作品を見たことがないという人は必見だ。

ウォーカープラス編集部

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