栃木県立美術館で3月24日(日)まで「水彩画の魅力 ターナーから清水登之まで」のコレクション展が開催されている。
鑑賞だけでなく実践としても人々に愛され続ける水彩画は、明治時代に西洋画技法の一つとして移入され、学校教育に取り入れられて普及。明治時代には専門雑誌『みづゑ』が刊行され画家たちの関心を集めており、その成果は多彩に花開いた。
同展では、コレクションのなかから、J・M・W・ターナーやデイヴィッド・コックス、河野次郎のほか、五百城文哉、清水登之、小山田二郎、草間彌生などの多様な水彩による表現を約150点で紹介。さらに館蔵の清水登之コレクションのうち、水彩画作品全点(約40点)も一挙に公開する。
3月21日(木・祝 )午後2時〜4時には、当館近隣に残る文化住宅を徒歩で巡る「桜通り散策― 軍都から文化の街へ― 第2弾 」のイベントも開催される(事前申込みが必要 )。また、2月23日(土)、3月9日(土)の午後2時からは、学芸員によるギャラリートークが開催される。美しい水彩画の世界に出会いに栃木県立美術館へ出かけてみよう。
ウォーカープラス編集部