神奈川のラーメン界をけん引する若手店主10人が、2018年11月~2019年8月までの1年間、ひと月に1店舗ずつ「ラーメンWalker神奈川2019」読者のために限定麺を作るスペシャルラリー企画。今回はほかでは味わえない各店主の独創性あふれる一杯が楽しめると評判に。
真冬にこそ食べたい極上白子の旨味がラーメンに凝縮!
2019年2月は新丸子にある煮干し専門店「麺や でこ」。毎週日曜日に開催するということで、さっそく初日の2月3日に行ってきた! おいしい白子を読者に食べさせたいという店主の希望で真冬の2月に開催することになった今回。北海道産の真ダラと石川県能登産の真フグの白子というなんとも贅沢な一杯だ。着丼したそのビジュアルは、白子の白と、トマトピューレの赤のコントラストが抜群にキレイ。そしてスープを飲むと、白子の食感もしっかりとあるクリーミーなものに。「ラーメンWalker神奈川2019」紙面に掲載するために試作を食べた時よりも明らかに白子をはっきりと感じるものになっており、店主に聞いたら「ラーメン一杯あたり120g以上は使っています。お値段が高いので、めし上がっていただく方に納得してもらえるように頑張って作りました」とおっしゃっていたが、まさに店主の思いがこの白子好きにはたまらない一杯に仕上がっているのだろう。また、注目したいのはトマトピューレの存在。トマトピューレをスープと一緒に飲むと程よい酸味が出て、白子を感じるがよりさっぱりとして味変にはもってこい。食べる前に一気にスープ全体に混ぜるのではなく、白子スープの贅沢感に浸りあがらも、あくまでも味変としてトマトピューレを混ぜることをオススメしたいところ。白子とトマトの相性のよさにはビックリしたが、こういうアイデアはさすがのひと言。
1,800円とラーメンとしては高い価格設定にも関わらず、真ダラと真フグの極上の白子ラーメンが味わえるということで、開催初日はオープン前に20人以上が列を作った。この日は比較的暖かだったが、店主さんの計らいで開店15分前の10:45にオープン!こういうお客さん思いのところも人気の要因で、普段からリピーターが多いのも納得だ。
「麺や でこ」のこの限定麺が食べられるのは2019年2月10日(日)、17日(日)、24日(日)と残り3回。注文は食券なので購入をしたらもらえるシールをなくさないように早めに紙面に貼ろう。なくしても再発行はできないので注意。なお、限定麺の食券は券売機の一番下の列にある。
【麺や でこ】住所:神奈川県川崎市中原区小杉町1-520-6 電話:044-819-8767 時間:11:30~15:00、18:00~21:00、土曜、日曜、祝日11:00~(各LO) 休み:火曜 席数:12席(カウンター8、テーブル4) ※禁煙 駐車場:なし アクセス:東急東横線新丸子駅西口より徒歩3分
※限定麺を食べるには必ず「ラーメンWalker神奈川2019」が必要です(1人1冊、電子版不可)。
【ラーメンWalker神奈川2019】限定麺ラリー参加店舗(18年11月)ナルトもメンマもないけれど。、(18年12月)想〜SOU〜、(19年1月)53's Noodle、(19年2月)麺や でこ、(19年3月)らーめんshigetomi、(19年4月)味噌ラーメン 雪ぐに、(19年5月)うまいヨゆうちゃんラーメン、(19年6月)徳島NOODLE ぱどる、(18年7月)拉麺大公、(19年8月)麺屋BISQ
取材・文/瀧本充広