魔夜峰央原作の漫画「翔んで埼玉」の劇場版公開を記念して2月13日(水)に大阪市内でイベント「日本埼玉化計画 in 大阪」が開催された。イベントには事前に抽選で選ばれたファン500名が参加。壇ノ浦百美役の二階堂ふみと麻美麗役のGACKTが登場した。
「翔んで埼玉」は、パタリロなどで有名な魔夜峰央原作の漫画。劇中のセリフ「埼玉県民にはそこら辺の草でも食わせておけ!」などに象徴される埼玉への強烈なディスりが印象的な作品だ。1982年に発表され、2015年に30年ぶりに単行本として復刊して話題となり、今回二階堂ふみとGACKTのダブル主演で映画化された。
まずは二階堂が「大好きな大阪に来ることができてうれしい」と挨拶。GACKTが「お元気ですか~!」と叫ぶと客席から「イエ~イ!」と返事が。ツアーでよく大阪にくるというGACKTは「大阪元気でいいな」と満足げな様子。「翔んで埼玉」はどんな作品という質問に対して、二階堂は「キャッチフレーズは『今世紀最大の茶番劇』。前半は埼玉をいじるようなところもありますが、最終的には自分のアイデンティティや郷土愛を再確認できるような作品です」と答えた。
「無いな」と一度は断った
GACKTはこの作品の話が来た時、まさかの高校生役ということで「『無いな』とその場で断った」と答えたが、原作者である魔夜先生のファンであり、その後先生のご指名と聞いてオファーを受けたことを明かした。「ふみちゃん(二階堂)とも面識があり興味深い女性だと思っていたので、面白いものができるかなと思いました。やってみてよかったかなと」と作品について振り返った。二階堂は初めての男性役ということで「今後男性の役をすることは中々ないと思って。相手役がGACKTさんとお伺いして、ぜひご一緒したいと思った」と、この役に挑戦した事を話した。
埼玉の魅力を聞かれると、二階堂は埼玉県知事を訪問した時の事を挙げ「子育てをしやすい街と聞きました。すごく住み心地のよい街のようです」と話し、同じく話を振られたGACKTは「まずは海がないです。夏は暑く非常に過ごしにくい土地柄」と軽くディスり「あと人口の湖があります。人口だけど」とフォロー(?)した。司会者が「オアシスが作られているという事ですね?」と返すと「うーんどうでしょう」と一言。「埼玉の人たちに何がいいところか聞くと『何もないところ』と答える。そうなんだ…ないです」と語った。
関西で続編を作るなら…
「もし関西で続編を作るなら?」という問いに関してGACKTは「非常にリスキーな発言ですよね。どこの県を言っても嫌われるという」と話し「ふみちゃんからどうぞ」と二階堂に話を振った。滋賀出身の友達がいるという二階堂は、滋賀県民の京都府民に対するキラーワード「止めるで琵琶湖!」で会場の笑いを誘った。さらに話を振られたGACKTは、少し考えてから「どこなの和歌山とか。」と答え会場を沸かせた。
会場には大阪の象徴として埼玉化させられたビリケンさんが登場。足の裏を撫でると幸せが訪れるとされているビリケンさん。二階堂とGACKTも足の裏を撫で、GACKTが「いやらしい感じがして大好きです」と感想を述べた。さらにもう一つ埼玉化されたものが。会場となった「スパワールド」の大階段上後方に見える通天閣の頂上に埼玉の「さ」の字の旗が。「まさかあんなにさりげなくやっているとは」とGACKT。ビリケンさんはイベント時のみの姿だが、この旗は2月28日(木)まで掲揚される予定だ。
会場のファンにサプライズも
さらにキャストからファンに埼玉名物「草加せんべい」のプレゼントも。草加せんべいの味を聞かれた二人。「やさしい味がします」と答えた二階堂に対しGACKTは「普通です」と答え、会場から笑いが起こった。観客の中から選ばれた10名に、二人が草加せんべいを手渡しする場面では、残ったせんべいを手に二階堂がステージを降りて、ファンのところへ駆け寄る一幕も。さらに二階堂に促されたGACKTもステージから降りてファンにせんべいを配り、会場からは悲鳴が上がった。
会場に集まったファンに対し二階堂は「日本埼玉化計画 in 大阪、ほんとに楽しかったです。草加せんべいも味わって食べてください」と話し、GACKTも「埼玉っていうタイトルは付いてますが、どの地にもある想いだと思います。他人事ではなく自分ごととして見ていただいて、くだらないといいながら大笑いしていただけると一生懸命やった甲斐があります。ぜひ楽しんでください。」とメッセージを送った。最後は二階堂とGACKTの「大阪でも」の掛け声に、観客が「アイラブ埼玉~!」と答えてイベント終了となった。
「翔んで埼玉」は2月22日(金)から梅田ブルク7ほかで全国ロードショー
二木繁美