2月16日より、渋谷のtokyoarts galleryにて、山崎真実さんの写真展「山崎真実+舞山秀⼀Photo Exhibition [silent](サイレント)が開催される。
写真は、冬の北海道を舞台に、全カットを写真家の舞山秀一氏が撮り下ろしたという。出来上がった作品を見た山崎さんに感想を聞いてみると、
「撮っていただいている時には、こういう感じで写っているだろうと予想をしながらカメラの前に立つことが多いのですが、今回は日本海沿いの岩場のカットなど、少し攻撃的な表情やポージングをし過ぎたと思っていたカットが、自分が思っていた雰囲気よりもスタイリッシュになっていてうれしかったです」とコメント。
撮影に訪れた冬の北海道については、
「寒さが大変でした(笑)。12月下旬に美瑛、札幌、小樽で撮影したのですが、気温がマイナスというのもあって、どうしても身体も表情も固まってしまうんです。なので、できるだけカイロなどで顔を温めながら撮影していました」と撮影時の苦労を語った。
山崎さんを撮影するのが今回で2回目だという、舞山秀一氏の印象は?
「どこか、これまでの自分の撮られ方とは違う感覚で、良い意味で違和感を感じながらの撮影でした。カメラの前に立つと、どうしても自分の動きやすい動き方を自然ととってしまう時があるのですが、そうならないように意識して挑みました」
最後に、写真展全体の印象を聞いてみると、
「“静”と“動”が、はっきりと別れている雰囲気が新鮮でした。雪原では、辺り一面雪景色ですごく“静”を感じられる場所だったので、写真に写っている私からはいつも以上に“動”を感じられて、逆に夜のすすきのでは周りの景色が“動”を感じられる場所だったので、私自身からは“静”を感じられる写真になりました。強めの露出カットもありますが、ぜひ多くの方々にご覧いただきたい写真展です」と締めくくった。
ウォーカープラス/野木原晃一