鎌倉時代から伝わる伝統行事!長野県飯田市で春の到来を告げる「時又初午はだか祭り」開催

東京ウォーカー(全国版)

裸の男性が天竜川の冷水を浴びながらきおう勇壮な神事「時又初午はだか祭り」が、3月10日(日)に長野県飯田市の長石寺などで開催される。

神馬にささげる水を冷たい天竜川から樽の神輿に汲んでいく写真は主催者提供


鎌倉時代から続くとされている飯田市時又の早春の神事で、当時の領主・小笠原二郎長清が戦勝を感謝し、死んだ兵士の霊を慰めるため、長石寺に木馬を奉納したのが始まりとされている。

長石寺で祭りの安全を祈願を行い、女性みこしを含む複数の大人みこしと、小学生の学童みこし、保育園児のみこしが時又の町を練り歩く。そして、「叶水の儀」と「長老松の儀」を行い、「オンスイ!オンスイ!」の掛け声とともに、3月とはいえ身を切るほどの冷たさの天竜川に男達が神輿を担いで飛び込んでいく壮観な祭りだ。

【写真を見る】馬や酒樽などに形取った独特なみこしを担ぐ写真は主催者提供


天竜川周辺では多くのカメラマンが勇壮なショットを収めようとカメラを構え、祭りの模様を撮影した写真のコンクールも開催される。

春の訪れを感じさせる「時又初午はだか祭り」に出かけて、川へと飛び込む勇ましい男達の勇士を目撃しよう。

ウォーカープラス編集部

注目情報