球団売却問題で揺れていた横浜ベイスターズだが、来季も引き続きTBSが保有することに決定。横浜ベイスターズの加地隆雄球団社長が会見を開き、「TBSより引き続き来季も支援していただけると連絡をいただいた」と報告した。
加地社長は「横浜ベイスターズは引き続き横浜をフランチャイズとして試合ができるということを、本当に喜んでいます」と安堵の表情。監督人事にも触れ、「3年契約の2年目。これからが改革の本当の勝負。尾花監督には思い切ってやっていただき、責任を果たしていただく」と発言した。
「地域に根ざした球団、横浜に愛される球団に」と改めて地域密着の考えを表し、「横浜市民のみなさん、ファンのみなさんに一緒になって盛り上げていくことをお願いしたい。横浜スタジアムでの今季最終戦の熱気を、来年にもっともっと大きい輪に広げて、12年前の優勝の時のような熱気を、みんなで作り上げていきたい」と述べた。
本拠地維持が決まり、横浜のファンもひと安心。本拠地維持を求める署名活動を行っていた、関内のイタリアンレストラン「ヤンキイス」の石野夫妻は「売却される可能性が高いのかなという気持ちでいたので、驚いた。横浜に残ってくれるので、安堵している」と述べた。署名に関しては、本日午後に林文子横浜市長に提出。「7927名の署名が集まった。店に戻ったら100名くらい追加で署名が届いていたので、後日それも提出したい」と話している。来季の応援体制についてもすでにファンの仲間と話をし、「ファンのみんなでなるべく球場に足を運んで、盛り上げていきたい」と、チームのためにいままで以上に応援していく気合だ。【横浜ウォーカー】