調味料といえば、ラー油をはじめとした“食べる系”がブームだが、神奈川県には、“ラー油”が流行る以前から、地産地消の豊富な食材を使った、オリジナル調味料が豊富にあるという。しかも、柿やトマトが入ったものや“ミルク風味”まで、かなりの個性派がそろっているのだ。そこで今回は、その使い方や味を徹底リサーチ! 神奈川発・変わり種調味料の魅力に迫ってみた。
■舞岡の完熟柿を使用!「かねこふぁ~む」の「酢柿」(750円/360ml)
柿・梅・ミカンなどの果実のほかに、ジャガイモやネギなど無農薬野菜も栽培する横浜市戸塚の果樹農園「かねこふぁ~む」。ここでは完熟柿だけを使い、添加物を一切使用しない酢「柿酢」を販売している。柿の甘さの中にほのかな渋みのある同品は、酸味が弱めなので料理にもマッチ! 煮物やサラダに使ったり、カルピスと混ぜて飲んだりすると、渋みが加わり大人の味にチェンジするという。10月からは、昨年漬け込んだものが販売されているのでチェックしてみて。
■相模原の濃厚トマトを使用!「小俣園芸直売所」の「トマトジャム」(400円/150g)
濃厚完熟トマトがギッシリの「トマトジャム」は、今年からの新商品。裏ごしなど、ほぼ全てが手作業のため風味がしっかりと残り、トマトの甘味が凝縮されているのが特徴だ。チーズケーキなどにプラスすればコクが出るので、試してみる価値はアリ! 販売するのは、トマトを中心に20品以上の減農薬野菜を栽培する相模原の「小俣園芸直売所」だ。
■足柄の牛乳を使用!「鵠沼海岸 萬屋(よろずや)」の「ミルクじゃん」(350円/100g)
湘南エリアの農産物や海産物を生かした、手作り商品を販売する加工品販売店「鵠沼海岸 萬屋」。ここは、JAさがみ直売所「ファーマーズマーケット わいわい市」に週2ほど出店されている (要問合せ)必見ショップだ。中でも注目したいのは、アツアツのトーストに塗って食べると最高な「ミルクじゃん」。これは、足柄で絞られた牛乳とミネラルたっぷりのキビ砂糖のみが使用され、とろ~り感がクセになること間違いナシ!な商品なのだ。まろやかな甘さで、紅茶に入れてミルクティーにしてもGOOD。後味は意外にすっきりとしている。
もぎたて&搾りたての新鮮な素材が使用された神奈川のオリジナル調味料たち。素材の風味が生きているので、“変わり種”といえども、違和感なく楽しめること請け合いだ。【横浜ウォーカー】
「かねこふぁ~む」TEL045・823・1222
「小俣園芸直売所」TEL 042・761・1548
「鵠沼海岸 萬屋(よろずや)」TEL 0467・72・0872(代)