六本木に“ビッグウェーブ”出現!? 波をかたどった「巨大ベンチ」登場

東京ウォーカー(全国版)

“瞬間のデザイン”をテーマにした、「波」をかたどる巨大なベンチが、10月28日より東京ミッドタウン(東京・六本木)に登場。高さ約4mのそのダイナミックな「波」に座れば、今まで味わったことのない楽しさを感じられるのでぜひ体感してみよう!

“未知なるデザインと出会う場”として、2007年より開始された東京ミッドタウンのデザインイベント「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」。今年は、10月28日~11月3日(水・祝)までの期間実施されている。ここでは、さまざまなアート作品が見られるのだが、中でもひと際目を引くのが、同イベントの玄関口に置かれた巨大なオブジェ!「波」がダイナミックにデザインされた高さ約4mの巨大なアート作品で、美しい曲線やリアルなしぶきのディテールが見どころとなっている。

実はこの「波」、ベンチとして座ることができるのがユニークなポイントだ。「誰もが体験したことのない“瞬間”のデザインを体感してもらうインスタレーション」として、制作されており、同社広報担当者は「本当なら消えてなくなってしまう“波”の瞬間がデザインされています。波に入り込んで、座って上を見上げれば楽しいですよ」と案内してくれた。そこで記者は実際に、波の中に潜り込んで上を見上げてみたのだが、「まさに今、波に巻き込まれそう」な迫力のある瞬間に立ち会うことができ、テンションアップ! ちょっぴり上級サーファーになった気分を味わうことができた。

ちなみに、この巨大ベンチの作品名は『瞬間にすわる』。アートディレクションはアーティストの鈴木康広さんが手掛けた。鈴木さんは、「誰かに伝えたくなるような、写真に撮って絵になるような、見た人が関わりを持てるような、そんな空間を作りたくて制作しました」と話し、葛飾北斎の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」を思い浮かべて作ったという。

このシーズンのキーワードといえば“芸術の秋”。さっそく皆さんも、東京ミッドタウンでデザインの魅力・アートの魅力にふれて、この季節を楽しみ、新たな感動を発見してみてはいかが? 【東京ウォーカー】

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