沖縄「元気プロジェクト」が始動!エンタメ&観光産業の活性化に期待

東京ウォーカー(全国版)

沖縄の魅力を広く発信し、誘客促進に効果的な事業計画を公募した、エンターテインメント創出・観光メニュー開発等支援事業「元気プロジェクト」。その助成決定通知書交付式が11月2日、沖縄県立博物館・美術館で行われ、県出身の作家・池上永一氏の小説『テンペスト』を活用した新たな観光サービスなど、バラエティーに富んだ14件の企業が選ばれた。

「元気プロジェクト」は、沖縄県の新しい産業振興・観光資源として注目される音楽や映像、ファッションなどを活用したエンターテインメント事業や、環境保護・伝統文化保全をテーマとした事業などを中心に、ユニークかつ効果的な事業計画を公募。採用された助成対象事業に沖縄県が最大3000万円までバックアップするというものだ。

今回は、県内外の有識者8人で構成された「元気プロジェクト選定委員会」が、応募総数76件の中から14事業を選定。「第3回 沖縄国際映画祭」と連動したプロモーションを展開する「ハイサイイベント2011(仮)」(よしもとラフ&ピース)や、テレビ番組と融合した新しい音楽LIVE「めざましスーパーライブ in 沖縄」(フジテレビジョン)、池上永一氏のベストセラー小説『テンペスト』を絡めた新観光サービス(角川マーケティング)といった、沖縄のロケーションを生かしたユニークな事業が展開されることが決まった。

この交付を受け、同プロジェクト第1弾としてタコライスを使ったギネス認定観光イベント事業を11月14日(日)に開催する金武町商工会の國場盛光会長が、助成事業者を代表して挨拶を行った。「子どもたちに“夢”を与えたいと3年前に始めましたが、今年こういうプロジェクトがあると聞いて応募し、選定されたと聞いた時には、夢に向かって頑張ってきたことが評価されたのだと思いました。今年は“世界一”に挑戦したい、どうやったらギネスに載せられるのか、いろんなことを勉強しながらやってきました。『小さな町でも頑張れば出来るんだ!』ということを実践し、来てくれた人たちに金武町の良さを見てもらえるようなイベントにしたいと思っています。時間のある方はぜひ見に来てください。よろしくお願いします!」と、出席者にも参加を呼びかけた。

高い失業率や基地問題など、暗い話題が続く沖縄県。魅力あふれる観光産業の活性化で再び盛り上がる日も近そうだ。【東京ウォーカー】

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