直木賞作家の追悼展・青森県青森市「追悼 長部日出雄」開催中

東京ウォーカー(全国版)

青森県青森市の青森県近代文学館で、エクステンド常設展示「追悼 長部日出雄」が5月26日(日)まで開催されている。

エクステンド常設展示「追悼 長部日出雄」ポスター写真は主催者提供


弘前市生まれの作家・長部日出雄(おさべ・ひでお)は、週刊誌記者、ルポライター、映画評論家等を経て作家活動に入り、昭和48(1973)年『津軽世去れ節』『津軽じょんから節』で直木賞を受賞した。歴史、社会、宗教、思想、映画等、広範なジャンルにわたって多くの作品を手がけた。

平成30(2018)年10月18日に急逝した長部日出雄の業績を振り返るとともに、長部がライフワークに托した現代へのメッセージを紹介する。

【写真を見る】長部日出雄浄書原稿「津軽じょんから節」。長部氏の手跡を目のあたりにできる写真は主催者提供


担当者は「長部さんの御冥福をお祈りするとともに、当館へのこれまでの御協力に対する感謝の意を込め、長部さんの作家としての歩みをたどる展示となっています。長部さんが当館の開館に際して、改めて書いてくださった直木賞受賞作の直筆原稿も展示しています。直筆の文字から、長部さんの息づかいやエネルギーを感じていただけたらと思います」と見どころを話す。

長部氏の軌跡が展示されるエクステンド常設展示「追悼 長部日出雄」。まだ訪れていない人はぜひ訪れよう。

ウォーカープラス編集部

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