横浜市内で開催中の、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席中のオバマ米大統領が、11月14日に鎌倉を再訪するというニュースを受け、鎌倉の大仏前で販売されている「オバマッ茶ソフト」(295円)にも一層の注目が集まっている。
ソフトクリームやコロッケなどが人気の「鎌倉 いも吉館(いもよしかん)・大仏店」の人気メニューといえば、オバマ米大統領をもじった「オバマッ茶ソフト」。大統領が昨年、訪日時の演説内で、“鎌倉大仏を訪れて、抹茶アイスを食べた”旨を話したことから、通常の「抹茶ソフト」を、「大仏店」のみ「オバマッ茶ソフト」と“改名”。当時大統領が食べたソフトが同店のものというわけではないが、ユニークな名称で、メディアからも大きな注目を浴びた。
気になるのは明日の再訪で、オバマ大統領が同店のソフトを食べるのか、という点だが、「大仏店」店長の小坂さんは、「明日は、お昼過ぎまで、一般参拝に規制が入るという情報もありますし、お客様の流れにも影響がでるだろうなと、今は静観して見守っています」と、意外にも冷静なコメント。ただ、「“要請”があれば、すぐに動ける体制を整えていますけどね(笑)」と、やはり“期待”は隠しきれないようだ。
大統領が食べるか否かは別として、売り上げには、明日の大統領再訪のニュースとともに変化が表れている。「普段買っていかないような30~40代の男性グループのお客様も召し上がっていきます」と、店長・小坂さんも笑顔。特に「今日(13日)なんかは、観光シーズンというのもありますが、多くのお客様がいらっしゃっています。今までは、女性を中心としたお客さんが多かったですが、『記念になるかも』と、購入される方が増えましたね」とのこと。
明日のオバマ米大統領の動き次第では、今年最後の“ブームフード”となる予感に満ちた「オバマッ茶ソフト」。大統領の動向に加え、鎌倉市のグルメにも、熱い視線が集まりそうだ。 【東京ウォーカー】