NMB48の吉田朱里、太田夢莉、渋谷凪咲、村瀬紗英による女子力選抜ユニット、Queentetのバレンタインライブが2月14日、大阪・心斎橋BIGCATで行われた。
ライブ冒頭から神企画!
「今日はチョコレート以上に甘い1日にしていきたいと思います!」太田夢莉が影アナで満員の会場を煽り、4人がステージに姿を現すと、女性ファンから「キャーッ!」と黄色い歓声が上がる。
ライブはQueentetの初オリジナル曲『Which one』でスタート!『ハート型ウイルス』では、「絶対にありえない!そう思ってたけど、なんだか私、あなたのことが好きみたい」という間奏でのセリフを「絶対にありえへん!」と関西弁にするなど、それぞれが自己流にアレンジして披露するという神企画!「まさか4人ともセリフが来るとは思わなかったでしょ?」と、吉田朱里は、してやったりの表情。吉田はまた「過去2回、劇場公演(女性限定)でさせていただいたことはあるんですけど、外に飛び出してのライブは初めてです。幕が開いた時、泣きそうになりました」と、その喜びを語った。
ハプニングが発生!その時メンバーは…
続いては、ソロ(カバー)曲コーナー。
村瀬紗英が『Dear J』(板野友美)をセクシーに披露すると、
渋谷凪咲は『よわむしけむし』(柏木由紀)で、しっとりと美声を響かせる。
太田夢莉は『コイントス』(岡田奈々)を“男前”にパフォーマンス。
吉田は『ペディキュアday』(ノースリーブス)を、ステージ上で自身のYouTube用の動画も撮影するという演出で沸かせた。
その後は村瀬と渋谷がMCをする予定だったが、渋谷にマイクトラブルが発生。渋谷の代わりに急遽吉田と太田が入れ替わりで繋ぎ、約7分後にようやくステージに戻って来た渋谷は「一回、(NMB48の)劇場まで帰ってた」などとコメントし、会場を笑いの渦に巻き込んだ。思わぬハプニング乗り越えた4人は、NMB48のニューシングル『床の間正座娘』のカップリング曲として収録されているQueentetの新曲『甘い妄想』を初披露!クールなパフォーマンスで魅了した。
バレンタインといえばこの曲!
VTR企画では、バレンタインらしくチョコ作り。しかし、ただのチョコ作りで終わるわけがなく、辛子やデスソースなどが入った「ロシアンチョコレート」をやるハメに。村瀬以外の3人が激辛チョコの餌食になった。
村瀬がプロデュースするファッションブランド、ANDGEEBEEの「なんちゃって制服みたい」(吉田)な衣装に身を包んだ4人が再びステージに登場すると、女性ファンからは「かわいい~!」の大合唱!これが私たちからのプレゼントとばかりに、バレンタインの定番ソング『バレンタイン・キッス』をキュートに届けた。
2本目のVTR企画はQueentet座談会。「メイクのポイントは?」「休みがあったら何をしたい?」など、ファンから事前に募集した質問に4人が答えていく。「目標は?」という質問に対して、吉田はこう答えた。「私の理想は、誰がセンターとかじゃなくて、一人一人にポジションというか、役割があるのがいい形やなと思うし、Queentetとしてシングルデビューを目指したい!」
NMB48の中の1つのユニットでは終わらせたくない!
後半は、上手と下手に設置されたお立ち台も利用しながら、5曲連続で披露!最高潮の盛り上がりを見せ、本編は終了した。
アンコールのMC中に、4月11日にZepp Nambaで2ndワンマンライブが決定したことをサプライズ発表!そして、各メンバーが今回のライブを振り返る。
村瀬「こうしてたくさんの方が来て下さって、しかも第1弾のライブが終わる前に、第2弾も決まって、Queentetの活躍の幅が広がるのが楽しみです。これからもこの4人でいろんなことにチャレンジしていきたいなと思うし、Queentetの活動がNMB48の刺激になればいいなと思います!」
渋谷「今日はホンマにドキドキしていて、幕が開く前も(緊張をほぐすために)走り回っていたんですけど、本当にすごく楽しくて、Queentetのメンバーで改めて良かったなって思いました!」
太田「4人の個性が違うからこそ、みんな違って、みんないいんだなって。先ほどZepp Nambaでライブをすることが発表されたんですけど、大阪だけに限らず、いろんなところにQueentetで行けたらいいなって思います!」
吉田「このユニットは絶対に1回で終わらせたくないって強く思っていて、NMB48では出せないみんなの個性をもっと出せるユニットでありたいなって思います。次のライブも決まって、皆さんと一緒に前に進めている気がするんですけど、私のQueentetでの夢は、いつかシングル曲を出せたらいいなと。メジャーデビューが出来るくらい。NMB48の中の1つのユニットでは終わらせたくないんですよ!だからもっとこの4人でいろんなことに挑戦して、世間の人がQueentetに憧れるとか、あのグループかわいいねって言ってもらえるような存在になりたいなと思うので、これからもついて来て下さい!」
それぞれが熱い想いを伝えた後は、NMB48のファン、そしてメンバーからも大人気のキラーチューン『僕らのユリイカ』と、『大声ダイヤモンド』で盛り上げ、アンコールが終了。しかし、再び沸き起こったアンコールに応え、『Which one』を本日2回目の披露!下手側のお立ち台に吉田と村瀬、上手側に太田と渋谷が座って、笑顔で手を振りながら歌うシーンも。
最後に、吉田が「Wアンコールまで本当にありがとうございました!またいっぱいライブが出来るように頑張ります!」などと語り、2時間超のライブは幕を下ろした。
この日のライブは、ファンにとって、チョコレート以上に甘い1日という最高のバレンタインプレゼントだったはずだ。
太田が語っていたように、「みんな違って、みんないい」4人の個性が際立つ最強のユニット、Queentet。Zepp Namba公演のその先に、大阪城ホール、そしてメジャーデビューへの道が続いている。彼女たちが持つポテンシャルの高さに、そんな大きな期待を抱かずにはいられない。
◆「Queentet Valentine LIVE 2019~あなたの本命は誰?~」セットリスト
overture
M1 Which one
M2 彼女になれますか?
M3 北川謙二
M4 ハート型ウイルス
~MC
M5 Dear J(村瀬)
M6 よわむしけむし(渋谷)
M7 コイントス(太田)
M8 ペディキュアday〔吉田)
~MC
M9 甘い妄想
M10 Chose me!
M11 Blue rose
~映像(チョコ作り)
M12 バレンタイン・キッス
~MC(サイン入りTシャツプレゼント抽選会)
~映像(座談会)
M13 記憶のジレンマ
M14 スキャンダラスに行こう
M15 ワロタピ―ポー
M16 虹の作り方
M17 三日月の背中
アンコール
M18 妄想ガールフレンド
~MC
M19 僕らのユリイカ
M20 大声ダイヤモンド
Wアンコール
M21 Which one
【取材・文=ポッター平井】
<ポッター平井・プロフィール>
構成作家・ライター。MBSラジオ『NMB48のTEPPENラジオ』などを担当。松田聖子さんの“輝き”に魅せられて以来、30年以上アイドルを応援し続けるアイドルサポーター。
ポッター平井