大阪城天守閣間近のミライザ大阪城にある「THE LANDMARK SQUARE OSAKA(ザ ランドマークスクエア オオサカ」で3月21日(木・祝)、お花見イベント「桜フェス@osakajo」が開催された。
ミライザ大阪城は昭和6年に竣工した歴史的建造物である「旧第四師団司令部庁舎」を階段、建物の壁、天井のアーチ、照明、窓枠など当時の状態のままリノベーション。当時の歴史や伝統を感じながらレストランやパーティを満喫することができる。また大阪城パークマネジメント事業により3年連続年間入館者数を更新している大阪城天守閣は、それに伴い同施設も現在までに10万人以上を動員し大きな賑わいを見せている。
「桜フェス@osakajo」は日本の文化を象徴する”花見”を現代風に再編集。会場では夜のライトアップが施された大阪城をバックに伝統芸能やダンス、音楽が催され、その日限定で提供される食事に1300人の来場客は沸き返った。
能楽師狂言方の大藏基誠率いるパフォーマンス集団も登場。太鼓奏者の響道宴、エレキ三味線の寂空-JACK-、アニメーションダンサーのGENDAIなどジャンルの垣根を超えた演芸が披露された。ORIGINAL LOVEの田島貴男のライブも行われ、駆けつけた観客の人数の多さに田島も驚愕。「後ろの列の人の顔が見えない」と前列に座ってもらうように促し一体感に包まれたライブとなった。
昨年10月に行われた開業1周年イベント「秋祭」から動き始めていたという今回の企画。担当者は「このような催しを1年に4、5回イベントを行っていきたい」と話し、「大阪城天守閣という『和』とミライザ大阪城という『洋』という2つの歴史的な建物があるこの場で日本の伝統や文化を再構築していき地元の市民に皆さまに愛され認められて、そこから世界に発信していく空間に繋げたい」と語った。
桜井賢太郎