2023年に400周年を迎える東海道川崎宿に、2018年12月21日に誕生したビール醸造所「東海道BEER 川崎宿工場」。ここでは個性とバランスに秀でたクラフトビールを楽しめる。ビールは、川崎産ハチミツを使用した「薄紅の口実」、大量のアロマホップを使ったシトラスの香りと強い苦みを調和させたIPA「1623」など4種がそろう(S702円、M918円)。フードは「きゅうりのビール漬け」(486円)、「厚切りベーコン」(648円)など、ビールに合うものを用意している。
ポイント1:世界に誇れるクラフトビールを
BEER醸造技師である田上達史さんが大切にしているのは「独特な個性と味わいの共存」。五感で楽しめて、世界に誇れる味を目指している。IPA、黒ビール、白ビールなど4種取りそろえているので、飲み比べを楽しもう。
ポイント2:トンボとイチョウの木彫りの扉など空間デザインにも凝る
縁起のいいトンボと近隣の神社のご神木・イチョウが彫られた美しい外観は、夜になると灯りによって浮かび上がり幻想的な雰囲気に。さらに店内は、川崎の工場の夜景を描いた壁や切子細工のライト、木のインテリアを配し、洗練された空間の中で落ち着いてビールを味わうことができる。
ポイント3:ビールの味に合わせたフードメニュー
フードは、ビールの味わいを損なわず、箸休めにもなるメニューをラインアップ。「和牛コンビーフ」(540円)、和風味の「自家製のピクルス」(324円)、燻製の香りがアクセントの「炭焼き燻製レーズン」(324円)などをそろえており、野菜は川崎産を中心に使用する。
取材担当・Qの感想
大好きなクラフトビールなので前日から楽しみに伺わせていただきましたが、期待通りの味わいでした。全体的に重厚感があって後味もよく、オープン時から評判になっているのがわかりました。店内もゆっくり落ち着いて飲むことができるつくりで、疲れを取り去ってくれます。会社帰りに立ち寄ってみてください。
【取材・文=中沢文子/撮影=奥西淳二】
横浜ウォーカー編集部