大胆な発想に驚き必至!レゴ(R)で作った「オモロいスベり台」選手権

関西ウォーカー

 天保山マーケットプレース(大阪市・港区)にて、3月27日「スベったらアカン。いや、スベってもエエか。子どもたちがレゴ(R)ブロックでつくる、オモロいスベり台選手権」の表彰式が行われた。

多数の応募の中から優秀な10作品を選出し、作者である子供たちが、そのアイデアをもとにレゴ(R)ブロックで作成。表彰式では、その作品がずらり並んだ


今回のイベントは子供たちの創造力を育む取り組みとして、大阪府泉佐野市と「レゴランド(R)・ディスカバリー・センター大阪」が連携し、遊具であるスベリ台をテーマに、"オモロい"アイデアを募集する企画。泉佐野市に住んでいる12歳以下の子供たちが、レゴ(R)ブロックでつくりたい「"オモロい"スベり台」の絵を応募し、絵が選ばれ、選手権出場が決定した10人の子供たちが、レゴ(R)ブロックで実際に「"オモロい"スベり台」をつくって競うというもの。

子供たちの発想をもとに作られた作品だけあって、どれもが色鮮やかで独創的な仕上がりに


当日はスペシャルゲストとして、2018年にパパになったりゅうちぇると、すべり台にちなんで「すべり芸」を得意とする、ダンディ坂野が登場。さらには泉佐野市長も参加し、豪華な面々となった。

りゅうちぇるは、このイベント直前にぺこ夫人から「8か月のリンクくんが5秒立った!」との報告があったそうで、子供の成長する速さにびっくりの様子。自身のカラフル好きが高じて、レゴ(R)もずっと大好きとのこと。さらに「息子には灰色の象ではなく、黄緑色の象を描くような自由な発想を持ってほしい。そして僕も子供の才能を見逃さない親になりたい」と語っていた。

りゅうちぇるは、レゴ(R)ブロックで作ったベルトや指輪、ダンディ坂野は、蝶ネクタイを身にまとい会場を盛り上げる


またダンディ坂野もブロック遊びが盛んな5歳と9歳の子供をもつパパ。今回呼ばれた趣旨を理解して、持ちネタである「ゲッツ!」と共にすべり芸を見事に披露。隣で見ていたりゅうちぇるからも「ちゃんとスベッていて素晴らしかった」とある意味太鼓判を押され、そんな少しレアな二人の掛け合いにも注目が集まった。

今回の10作品は「レゴ(R)職人」として知られる、なかやまかんな監修のもと、当日の朝早くから制作に取り掛かり、約3時間で完成させたとか。「空飛ぶジャングルスライダー」や「ピアノ水族館スベリ台」、さらには「人体へGOー!!スベリダイ」といった妙案もたくさん。大人の固い頭では到底考えつかない発想に、ゲストの2人も驚くばかり。

日本では女性初となるレゴ(R)職人「マスター・モデル・ビルダー」の、なかやまかんな(写真右)。子供たちが自由に書いた絵を見事にレゴで表現


作品を前に、一人一人が自分のアイデアを説明。中には最年少の選出となる6歳の女の子も


そしていよいよ結果発表へ。今回はグランプリのほか、ゴールド賞・シルバー賞・ブロンズ賞、さらには全体の作品レベルが高かったためと急遽特別賞も用意。見事に賞を獲得した子供たちには、メダルの授与が行われた。

ダンディ坂野さんからレゴ(R)で作ったメダルを受けとる子供たち。緊張の面持ちと照れくさい笑顔が印象的


グランプリに選ばれたのは11歳の男の子が作った「飛び出す!立体3Dのすべり台」。3Dメガネ着用と超大型モニターを想定した今どきの子供らしい大胆な発想が評価につながり優勝に。本人も「すごく嬉しかったし、楽しかったです」とコメントを残した。

原案をもとにレゴ(R)で作られたグランプリ作品。子供らしいアイデアと時代を反映した今ならではの作品だ


優勝賞品として賞金のほか、レゴ(R)で作ったメダルと「BEST SUBERIDAI」の表彰状が授与された


全部で108もの応募作品があったそうで、どれも子供らしく自由で面白いアイデアばかりだったとか。近い未来に今回の作品のなかから、レゴ(R)ブロックで作った本当に滑れる「すべり台」が現れるかもしれない。

田村慶明

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