日本を含む世界35カ国以上で上映され、700万人を動員した体感型ファンタジーショー「Slava's SNOWSHOW スラバのスノーショー」が今夏に大阪・東京で再上映される。4月4日に大阪会場となるCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで記者会見が行われ、スペシャルサポーターに就任したアキナ、ゆりやんレトリィバァ、福本愛菜が出席。さらにショーの創作・演出を担当する道化師界の巨匠、スラバ・ポルニンが登場し、自由きままにショーの魅力をアピールした。
1993年の初演以降、世界各国の演劇賞を受賞する「Slava's SNOWSHOW スラバのスノーショー」。動きと表情だけで喜怒哀楽を表現するクラウン(道化師)たちの観客を巻き込んだ掛け合いや客席を覆い尽くすほどの蜘蛛の巣、雪に見立てた紙吹雪が降り注ぐ演出などで観客を圧倒。あのシルク・ドゥ・ソレイユ「アレグリア」の演目に取り入れられるなど、世界でも絶賛されている。
アキナも前回公演を体感済みで「お客さんも照れないで参加するべき」と山名が話すと、秋山も「もっと楽しめばよかったと後悔しないようにしてほしい」と観客目線で魅力をアピール。客席から登場したスラバ・ポルニンは舞台には上がらずにステージ前に腰掛け、他のメンバーも同じようにステージ前に腰掛けるスタイルで会見がスタートした。
福本がスラバのプロフィールを紹介している時、もう1人のクラウンが記者の座っている客席の肘掛けをうまく渡り歩きながら乱入。その姿を見たスラバも同じように肘掛けを渡り歩き応戦すると、山名から「腕置くところに足ついたら怒られるよ!」と注意。記者たちから笑いが起こった。
ショーの魅力について「長く愛されている作品だが、即興の要素があるので毎回違った面白さがある」とスラバが明かすと、秋山も「何回見ても面白い」と同調。「客席にバルーンが飛んだりと、大きなおもちゃ箱にいるような感覚」とショーの見所についてスラバが話している間に、もう1人のクラウンは舞台のあちこちでいたずらを繰り返し、会場の笑いを誘っていた。
日本の不思議な雰囲気がショーとどことなく似ていると話すスラバ。「歌舞伎や草間彌生さんや宮崎駿さんからの影響を受けている」と日本の要素をショーに取り入れていることを明かす。さらに「大事なのはストーリーではなく空気感。観客が童心に返り、子どもの時の自分に戻れたと思ってもらえることが大切」とショーが長く愛される理由に繋げた。
会見中、クラウンになりたいと志願したゆりやん。ステージ上でメイクを施され、あっという間にクラウンに変身。すると会見に乱入したクラウンのいたずら心が伝染したのか、ここからゆりやんの悪ノリがスタート。
まずは山名の頭をクラウンコートの中に入れロックオン。さらに隣にいたスラバも山名と同じ目に合い、会場は爆笑。秋山も「大御所相手によーいったな」と尊敬する一幕も。
クラウンの衣装の着心地を聞かれたゆりやんは「着心地いいけど、付け鼻がめっちゃ臭いんです」と告白。ゆりやん専用の付け鼻だとスラバが説明すると、ゆりやんはすかさず「これはお古ですよね!」とツッコミを入れ、スラバを爆笑させた。フォトセッションでもスラバとクラウンが様々なポーズを決めるなど、終始自由きままな会見となった。
「Slava's SNOWSHOW スラバのスノーショー」大阪公演は、7月19日(金)から8月7日(水)まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上映。8月10日(土)からは東京でも上映される。
山根翼