長崎県美術館(長崎県長崎市)で企画展「奇蹟の芸術都市バルセロナ展 ガウディ、ピカソ、ミロ、ダリ 美の巨星たちを育んだカタルーニャの煌めき」が6月9日(日)まで開催されている。
スペイン・カタルーニャ自治州の州都であり、地中海に面した港湾都市であるバルセロナは、古代に遡る豊かな歴史と、19世紀に産業革命を経験したことによる経済・文化面の先進性とをあわせ持つ世界有数の国際都市。また、この都市は芸術・食・スポーツなど様々な点で世界中の人々を惹きつけてきた。
同展では、その魅力の源泉を探るべく、バルセロナの近代化を促進させた都市計画の誕生(1859年)からスペイン内戦(1936-39年)に至るまで、約80年間に生み出された芸術文化を辿る。
また、アントニ・ガウディをはじめドゥメナク・イ・ムンタネー、プッチ・イ・カダファルクなど、バルセロナの魅力を語るに欠かすことのできない偉大な建築家たちの仕事はもとより、ラモン・カザス、サンティアゴ・ルシニョル、パブロ・ピカソ、ジュアン・ミロ、サルバドール・ダリら、カタルーニャが育んだ巨匠たちの作品を多数展示。
絵画を中心に彫刻・家具・宝飾品・図面など多様なジャンルの作品約150点が並ぶ同展は、当時のカタルーニャに花開き咲き誇った芸術の精華を存分に味わえるまたとない機会だ。
さらに展覧会期間中には特別講座や連続セミナーのほか、子供でも参加できるワークショップなども開催される。綺羅星のごとく並ぶ美術界きってのスターたちの共演を楽しめる企画展、今年のGWは親子で長崎県美術館に出かけてみよう。
ウォーカープラス編集部