4月13日(土)、指原莉乃がHKT48の拠点である福岡のパピヨン24 ガスホールで卒業公演が行われた。
劇場デビューから約11年。福岡にて最後の劇場公演に出演
2007年にAKB48の5期生オーディションに合格し、翌2008年3月に劇場デビュー、そして2012年6月にAKB48から移籍し、HKT48メンバーとして、そして劇場支配人としてもグループを支えてきた指原。
最後の出演となる演目はチームH『RESET』公演。オープニングから指原カラーの黄色一色のペンライトと“莉乃ちゃん”コールに迎えられた指原は「今日はいっぱい思い出作りたいと思います!」と笑顔。
指原との思い出をそれぞれのメンバーが話す中、田中美久は「いっぱい思い出がありすぎて、ひとつひとつが大切な思い出です!」と漠然としたエピソードを話してしまい、まわりから「薄い!!」と突っ込まれる場面も。指原からも「もっと具体的にないの?」と突っ込まれ、悩んだ田中は「...一緒においしいもの食べました」とまたもや漠然としたエピソードに、笑いが起こった。
アンコールでは涙も
アンコールでは、指原最後の作品となるHKT48シングル『意志』を披露し、Team Hのキャプテン・松岡菜摘が指原に向けて感謝の手紙を読みあげると、それまで笑顔だった指原も涙。メンバーにメッセージを伝えた後「泣いたんだけど!」と、おどける場面もあった。
「公演に出る回数は多くはなかったですけど、(ファンの)みなさんのおかげですごく楽しかったし、公演に出るのが好きでした」と話し、メンバーに対しても「ファンのみなさんが時間をとって見に来てくれているということを意識して、ステージに立ってください」とメッセージを送った。
アンコール最後の楽曲『引っ越しました』では、ファンが、指原カラーの黄色のブーケとペンライトを掲げる逆サプライズの演出もあり、指原をはじめ、ステージ上のメンバーも涙。
ダブルアンコールでは真っ白なドレスで登場
そして異例のダブルアンコールでは、真っ白のドレスに着替えた指原が再び登場し、ソロ楽曲『私だってアイドル!』を披露。メンバーに向けて再び「これからのHKTをよろしくね。大変なこともあると思うけど、背負い過ぎず、楽しんでいてほしいなと思います。」とメッセージを送ると、AKB48としてのラストシングル『ジワるDAYS』を全員で披露。
最後に指原は「すごく今清々しい。卒業コンサートもあるし、大感謝祭もあるけど、すごく清々しくて次が楽しみ。気持ちもいっぱい伝えられたので満足というか、感謝でいっぱいです。今日はありがとうございました」とあいさつ。盛大な拍手に包まれる中、最後に大号泣する松岡はなから花束が渡され、指原莉乃最後の公演は幕を閉じた。
鶴田知子