アーティスト自らが厳選した3作品に加え、モニター作品を組み合わせたチームラボの個展。展示空間内で一筆書きのようにすべてつながっている波によるインスタレーションなど、チームラボならではの計4作品を展示する。<※情報は関西ウォーカー(2019年4月9日発売号)より>
歩いて、手を伸ばして、自分も作品の一部になる
インタラクティブな要素によって、鑑賞者が作品の一部となり、鑑賞者によって作品が変化していく。チームラボならではの作品を間近に楽しみながら、自身も作品の一部になろう。
鑑賞者が文字に近付くとその文字が持つ世界が現れ世界を創り、その世界の中で互いに影響し合う。
作品の置かれた場所の時間にあわせて作品世界もリアルタイムに描かれている。
ひと筆書きのように連続してつながった波によるインスタレーション。
若冲の作品をモチーフに動植物が動きだす
伊藤若冲の「鳥獣花木図屏風」や「樹花鳥獣図屏風」がモチーフ。繊細な線で描かれた升目画の世界と、升目ごとに抽象化された世界とが鑑賞者の存在で入り混じるインタラクティブ作品。
升目をピクセルに見立て、升目ごとに世界を抽象化して描いている。
「文字から生まれたものたちは、空間上のそれぞれの位置や、物理的な影響などによって、互いに影響を受け合いながら、複雑かつ自然な世界を作ります。この作品群は、まさに体感するアートそのもの!」(ライター・岩本)
■チームラボ「世界は暗闇からはじまるが、それでもやさしくうつくしい」<期間:4月20日(土)~6月16日(日) 会場:姫路市立美術館 住所:兵庫県姫路市本町68-25 電話:079-222-2288 時間:10:00~17:30、4月27日(土)~5月6日(祝)は10:00~18:00(最終入館各30分前) 休み:月曜 ※4月29日(祝)、5月6日(祝)は開館 料金:一般(1400円) アクセス:JR姫路駅より徒歩20分>
関西ウォーカー編集部