ハードで危険な『LUPIN THE IIIRD』シリーズ第3弾となる映画『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』。4月24日に行われた完成披露舞台挨拶に、ルパン三世役の栗田貫一さん、ビンカム役の宮野真守さん、小池健監督、浄園祐プロデューサーが登壇。作品への想いを語った。
今回は、峰不二子(声:沢城みゆきさん)に絶体絶命の危機が迫る物語。不二子を追い詰める殺し屋・ビンカムを演じた宮野真守さんは、『ルパン三世』シリーズ初参加。「やっぱり憧れでしたね。声優仲間の沢城みゆきさんとか、浪川…さんとか(笑)!山寺さんとか。エネルギーに満ち溢れていた姿を見ていて、僕もいつか参加出来たらなと思っていたら、今回こういう形でゲストキャラで参加することが出来て非常にうれしかったです」と笑顔で喜びの声。
演じたビンカムは、栗田貫一さんから「もう最初からビンカムだったよね。この人題材にして書いたのかなって思うくらい」という声もあがるほど、宮野真守さんにピッタリの役柄とのこと。
収録時を振り返った宮野真守さんが「ドキドキして行ったら、栗田貫一さんも優しく迎え入れてくれて。お昼ご飯を一緒に食べさせてもらったりとか。現場を和ませてくださるシーンもあって。すでにルパンチームは家族だったので、その空気感に迎え入れてくださった感じです」と笑顔で語る一幕もあった。
また、『ルパン三世』の原作者で今月11日に亡くなったモンキー・パンチさんについて尋ねられた栗田貫一さんが、「一年半前くらいにお会いしたのが最後だったのかなと。僕が山田さんから引き継いで、右も左も分からない世界で演り始めたときから、(アフレコブースの)ガラス越しにニコっと笑って『お疲れさま』って言ってくださったり。『こんなのしか出来なくて…』と言ったときには『とんでもない。本当にありがとうね』って言ってくださった記憶があります」と思い出のエピソードを語る一幕も。
舞台挨拶の最後には、「峰不二子の奥深いところを知れるというか、いろいろな姿を見せる峰不二子を感じてもらえると思います。このシリーズは新しいルパンシリーズなんだなとも思いますし、そこに参加できて嬉しく思います」と本作への想いを改めて語る宮野真守さんに、栗田貫一さんも「今回は(沢城)みゆきちゃんがどっぷりと不二子の世界に入っている感じが見どころだと思います」と本作をアピールしつつ「モンキー・パンチさんに預けて頂いたルパンを、これからも頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。
ウォーカープラス/野木原晃一