松田るか「水着はこの写真集が最後です」

東京ウォーカー(全国版)

写真集の発売「やっとここまで来た… 」と感じました。


4月27日、1st写真集『RUKA / LUCA』を発売した、女優の松田るかさん。貴重なジンベエザメとのツーショット撮影秘話など、写真集についてお話を伺った。

1st写真集『RUKA / LUCA』を発売した、女優の松田るかさん


――写真集の発売が決まった時の気持ちを教えてください。



【松田るか】戦隊モノや、ライダー系の作品に出演されてきた方の場合、作品の終了タイミングで写真集を出される方が多くて、私の場合は、少し間が空いてましたので、「やっとここまで来たか… 」という感じでした(松田さんは、2016年に放送された『仮面ライダーエグゼイド』(テレビ朝日系)のヒロイン役で話題を呼んだ)。でも、改めて考えてみると、私の年齢とか、事務所の方針とか、色々なものがこのタイミングで合致したということなので、いまがベストなのかもしれません。



――ひと言でいうと、どんな写真集ですか?



【松田るか】素、ですね。



――ありのままの松田るかさんが詰まった写真集ということですね。



【松田るか】はい。ほとんど撮られっぱなしの写真です。だって人間、毛穴はあるじゃないですか(笑)。写真集では、ほかでは見ることができない素の私を意識しました。

【画像を見る】松田るかさん「色々なタイミングが合致したのが"いま″でした」


――写真の修正をしないというのは、大胆な決断ですね。



【松田るか】写真集をつくるにあたっては、マネージャさんと一緒に最近の作品から、20年くらい前の作品まで、本当にたくさんの写真集を見て、「こういう雰囲気がいいね」「こういう感じで撮ろう」と何度も話し合いました。そのなかに、足の傷やソバカスまでそのままの写真集があって、でも、それが、かえって親近感だと感じたんです。映像を中心に活動していると、どうしてもファンの方々と会える機会が少なくなってしまうので、リアルな私の方が親近感を感じてもらえると思いました。

「誌面としての水着での露出は、これが最後です」


――"ファーストにして、ラスト写真集″と銘打たれていますが、もう写真集はこれがラストなのでしょうか?

【松田るか】決してそんなことはないんです。もちろん、23歳の、いまの松田るかが見られるのは、これが最初で最後ですけど。ただ、水着は今回でラストになります。これからも映像作品で水着のシーンはあると思いますが、誌面としての水着での露出は、これが最後です。女優業に本腰を入れる!という覚悟で区切りとさせていただきました。



――写真集の発売が決まった時、まわりの方々の反応はいかがでしたか?



【松田るか】実は、誰にも言っていなかったのですが、みんな気づいて連絡をくれました。「おめでとう!」「ついにだね!」「写真集なんて絶対かわいいじゃん!」って。

松田るかさん「写真集では、ほかでは見ることができない私を意識しました」


――誰に見てほしいですか。



【松田るか】ファンの方々です! みんながどんな私を見たいのか、それを知るために、写真集の専用SNSアカウントもつくって、どんな私が見たいですか?と募集しました。私の写真集を見たい、買いたいと思ってくださるファンの方々のアイデアを直接いただいて、これやってみようか… と話し合って決めましたので、「私の意見が反映されてる!」「この写真、私が言ったやつだー」みたいなカットがあるかもしれません。



――それは新しいですね。みんなと一緒につくった感がありますね。



【松田るか】はい!

「自分が主役の作品。わがままもたくさん言わせていただきました」


――写真選びにも参加されましたか。



【松田るか】参加しました。いつもは、媒体やクライアントの方のご要望に応えての撮影が多いですので、今回は自分が主役の作品ということで、わがままもたくさん言わせていただきました。

松田るかさん「女優業に本腰を入れる!という覚悟で、水着はラストになります」


――表紙カットは、どのように決まったのですか?



【松田るか】パッと見て、松田るかだとわかりやすくて、海で撮ったこともわかって、海ということは水着で撮ってるんだな… ということもひと目でわかる写真を選びました。最初から意図をもって、写真集の全体的なテイストも「さわやかな感じなんだな」と内容までイメージできるような写真を、狙って撮っていただきました。



――タイトル「RUKA / LUCA」についても教えてください。



【松田るか】読み方としては「るか」と読むんですけど、スペルがRの方は、私の名前のローマ字表記で。Lの方は、私の名前のルーツにもなっているキリスト教の新約聖書中の『ルカによる福音書』から取りました。今回、せっかく海外でも撮りましたし、Lスペルの「るか」の方が海外の方には馴染みがあるんですよね。

撮影地はセブ島、「時間もゆったりと流れていました」


――撮影地は、フィリピンのセブ島ですが、行かれたのは、はじめてですか?



【松田るか】はじめてです。東京が寒い季節だったので、空港に降り立った瞬間に「熱い!」と思いました(笑)

松田るかさん「写真集の専用SNSアカウントで、どんな私が見たいか募集しました」


――いつ行かれたのですか。



【松田るか】今年の3月に行きました。撮影場所は海があるところと決めていて、水着を撮るので暖かい地域がいいなと。候補としては、私の出身地の沖縄もあったのですが、その時期は天候が悪くて。海外に行きたいという気持ちもあって、ちょうど気候的に晴れるセブ島に決まりました。キリスト教の国ということで教会もありますし、イメージにいちばん近い海外だと思いました。



――何日間、滞在されたのでしょうか。



【松田るか】4泊5日の滞在でした。最初の1日目は移動日で、最後の日も帰国の飛行機に乗る必要があったので、結構な弾丸スケジュール(笑)。なので、あまり撮影スポットを決め過ぎずに大きくエリアだけを決めて、行く先々でフィーリングが合う場所を見つけては撮って、食事中も撮って、というカタチでした。

松田るかさん「"私の意見が反映されてる!″みたいなカットもあるかもしれません」


――オフショット的な写真が多いんですね。でも、その方が、素の表情は多くなりそうですね。



【松田るか】はい。そういった自然なカットがたくさん載っていると思います!



――セブ島の印象はいかがでしたか?



【松田るか】現地の方々が、とにかくやさしかったです。こちらの話がわかりにくい時も、理解しようと何度も聞きなおしてくれたり。時間もゆったりと流れていました。

「ジンベエザメと一緒に泳いだ撮影は、感動的でした!」


――撮影中、特に思い出に残っているエピソードはありますか?



【松田るか】ジンベエザメとのツーショットです。撮影した場所が、世界で唯一、一緒に泳げる地域らしくて、「ここだけは絶対に行きたい!」と、車で片道4時間かけて移動しました。ジンベエザメと一緒に撮った写真なんて、なかなかないじゃないですか!



――Tシャツを着たまま、水平に潜った状態をキープできるのは、すごいですね。



【松田るか】海で育った子なので(笑)!カメラマンさんは、ライフジャケットを着て水中カメラで…、いちばん大変だったと思います。

松田るかさん「海外に行きたい気持ちもあって、気候的に晴れるセブ島に決まりました」


――松田さんも、撮影で大変だったことはありますか。



【松田るか】いえ!本当に楽しい4日間でした!カメラマンさんも、スタイリストさんも一緒にお仕事をしたことがある方々で、大変だなぁとか、疲れたなぁとかを感じる間もなく、ずっとケラケラとお話をしながら写真を撮ってました。1日の終わりには、"毎日、ビール″みたいな(笑)。



――写真集の撮影だと(むくみを避けるために)お酒を控えられる方も多いと聞きますが、呑まれたんですね。



【松田るか】だって、せっかくセブ島に行ったわけじゃないですかー。でも、そのリッラクスした感じが、写真集にも出ていると思います。そんなに浴びるほどは呑まないですよ!お疲れさまの一杯だけです(笑)。

『松田るか1st.写真集 RUKA / LUCA」』より 撮影/矢西誠二 ©2019 Movie Walker


『松田るか1st.写真集 RUKA / LUCA」』 撮影/矢西誠二 ©2019 Movie Walker 


撮影=矢西誠二 取材・文=千葉由知(ribelo visualworks) 衣装協力=GRL

ウォーカープラス/野木原晃一

注目情報