12/18(木)、渋谷センター街(東京都渋谷区)に「バーガーキング」が復活オープンした。
アメリカ発のバーガーキングは、世界73か国以上で11,600以上の店舗を展開。1997年に日本初上陸を果たしたのが、渋谷センター街だった。当時は、本場アメリカ仕込みのボリューム感とビジュアルのインパクトなどで話題に。97年から01年まで東京を中心に展開したが、当時はマクドナルドが平日65円でハンバーガーを売り出すなど低価格競争が激化し、その波に対応しきれずに撤退した。
6年ぶりの再上陸1号店は、07年6/8オープンの「新宿アイランドイッツ」(東京都新宿区)。開店時には、約700人が行列を作り、ファンが復活を待ち望んでいたことを証明した。その後も立て続けに店舗を増やし現在は首都圏で10店を展開している。そして、12/18に日本でのバーガーキング発祥の地である渋谷センター街に復活したのだ。
昨今は、素材から生産工程までこだわった本格的なハンバーガーやボリュームを追求した“メガ”バーガーが台頭し、金額も高いものであれば、軽く1000円を超える。低価格競争に負けたバーガーキング。しかし、時代が変わればもちろんニーズも変わる。直火グリルにこだわった4オンス(約113g)の大型ビーフパティ。直径約13cmの特大バーガー「WHOPPER(ワッパー)」(430円)は、まさにこの時代にピッタリな1品なのかもしれない。初上陸の地・渋谷に帰ってきたことで、バーガーキングの逆襲はますます勢いを増しそうだ。【東京ウォーカー/町田拓郎】