大人も感動するレオーニの世界!広島県広島市で「みんなのレオ・レオーニ展」開催中

東京ウォーカー(全国版)

広島県広島市にあるひろしま美術館で、6月2日(日)まで「みんなのレオ・レオーニ展」が開催されている。

【写真を見る】「スイミー」は小学校の教科書で目にした人も多いはずレオ・レオーニ「スイミー」1963年 Swimmy (C) 1963 by Leo Lionni, renewed 1991/Pantheon / On Loan By The Slovak National Gallery


小学校の教科書に掲載され、日本全国で親しまれている、赤い色をしたきょうだいたちの中で唯一黒い色をした魚の物語『スイミー』の作者レオ・レオーニ(1910-1999)の展覧会。

イタリアやアメリカでグラフィックデザイナーとして活躍した後、『あおくんときいろちゃん』で初めて絵本の世界に足を踏み入れ、ねずみの『フレデリック』や、しゃくとりむしの『ひとあし ひとあし』などを出版。絵本に登場する小さな主人公たちが「じぶんとは何か」を模索し、学んでいく物語を、水彩、油彩、コラージュなど様々な技法を用いて描いてきた。

レオ・レオーニ「フレデリック」1967年 Frederick (C) 1967,renewed 1995 by Leo Lionni/PantheonWorks by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family


同展では、ヨーロッパとアメリカを移動し続けたレオーニの波乱の生涯を作品と重ね合わせながら紹介。さらに、子供の絵本に初めて抽象表現を取り入れるに至った道筋にも迫っていく。

レオ・レオーニ「アレクサンダとぜんまいねずみ」1969年 Alexander and the Wind-up Mouse (C) 1969,renewed 1997 by Leo Lionni/PantheonWorks by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family


担当者は「小学校の教科書でおなじみの絵本『スイミー』の原画は、これまで幻とされていました。今回の展覧会では、現存する5枚の原画がスロバキア国立美術館から初来日しています。その他、作者のレオ・レオーニの幅広い創作活動もご紹介するほか、絵本の世界を体感できる映像コーナーなどもご用意し、大人も子供も楽しめる内容になっています。ぜひご来館ください」と作品の希少さとともに、くわしい展示内容を話す。

貴重な作品とともに、愛らしいキャラクターたちが数多く展示される。ぜひ親子で訪れよう。

ウォーカープラス編集部

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