「ポッター平井の激推しアイドル!番外編」 茶番劇に爆笑! 「NMB48近畿十番勝負2019」渋谷チームM公演レポート

関西ウォーカー

NMB48の各チームが近畿地方で計10公演を行うツアー「NMB48近畿十番勝負2019」が3月26日から4月23日まで開催されました。今回は4月22日、大阪・オリックス劇場で行われた渋谷チームMの公演をレポートします。

<出演メンバー>

チームM:明石奈津子・石塚朱莉・井尻晏菜・鵜野みずき・川上礼奈・久代梨奈・古賀成美・渋谷凪咲・白間美瑠・堀詩音・水田詩織・安田桃寧・山尾梨奈

研究生:安部若菜・出口結菜・堀ノ内百香

オリックス劇場で公演を行った渋谷チームMⒸNMB48


オープニングはコスプレ衣装!


渋谷チームMのオープニングは『天国野郎』!白間は女子高生、渋谷は看護師など、各メンバーが様々なコスプレでパフォーマンス!

『天国野郎』ではコスプレでパフォーマンス!ⒸNMB48


『なんでやねん、アイドル』の冒頭では、白間と渋谷が謎かけ。「チームMとかけまして、ブルーチーズと解く、その心は…クセがすごいんじゃ~!」その勢いのまま、白間と渋谷がそれぞれトロッコに乗り、1階客席の通路へ。ファンと笑顔のキャッチボールを繰り広げた。

トロッコに乗る渋谷凪咲(左)と白間美瑠(右)ⒸNMB48


MCを挟んで、今回のツアーの各チーム共通企画、大奥のコーナー。難波王国の大奥という設定で、16人の姫(メンバー)の1人が案内人となって進行する。チームMは石塚朱莉。

大奥コーナーの案内人を務めた石塚朱莉ⒸNMB48


彼女の手には代々伝わるという幻のお香。それを嗅ぐと「目の前にいる人のことを好きで、好きで、仕方がなくなる」という媚薬入り。そして、観客の1人を指名し、好きなメンバーは?と問いかけると、2人続けて「石塚朱莉ちゃん!」と返答。「私、石塚朱莉ちゃんは存じあげないんですけど、美しい方なんでしょうね~」と、抜群のお香の効果に上機嫌の石塚。ところが、3人目で「安田桃寧ちゃん!」、4人目で「れなぴょん!(川上礼奈)」と答えられた石塚は、「いろんなメンバーのうちわを持っているけど、私もあるじゃないの。そこは石塚朱莉って言ってほしかったわよ」などと嘆きつつ、「仕方がないわね」と、16人の姫が全員登場。『恋愛ペテン師』を披露した。

『恋愛ペテン師』を披露する白間美瑠(左)と渋谷凪咲(右)ⒸNMB48


再び石塚が「難波王国の一番の姫様を決める時間がやってきました。あなたはどなたでございましょうか?」と、観客の1人に問いかける。「渋谷凪咲!?そ、そんな…。(白間が)センターに立っているのに、その横の渋谷凪咲?(渋谷が)勝ち誇ってるじゃないの!(会場爆笑)あなたは?美瑠ちゃん!お目が高い!白間美瑠ちゃんこそ、難波王国一の姫でございます!」と、白間をセンターに『美しき者』をパフォーマンス。白間が「いい夢を見ていただけたでしょうか?」と語り、大奥コーナーを締め括った。

「Mら」とは?


渋谷と研究生の安部、出口、堀ノ内の4人を除く12人で、自己紹介ソング的な『16人姉妹の歌』を楽しく披露し、盛り上がったところで、渋谷が登場。「ちょっとごめん!今、着替えていて歌えなかったから、私は一人でチームMメンバーのことを歌いたい」と提案。渋谷がソロで『16人姉妹の歌』を歌うも、各メンバーを紹介する歌詞がほぼ悪口で、ケンカが勃発(という芝居)!そこへ研究生の3人が現れ、「お前たちのしょうもないケンカを見させてもらった。チームMはこれから団結しなければならないんだ!お前たちなら出来るだろ!」と仲裁。渋谷が「俺らなら出来る!チームMやから、俺らじゃなくて、Mらや。俺らはMらや!」と士気を高め、メンバー全員で「Mら」コールからの、『俺らとは?』の替え歌で、『Mらとは?』を歌い、一致団結した姿を見せた。

その後のMCでは、堀詩音の仕切りで、川上礼奈、井尻晏菜、安部若菜が「今後チームMでしたいこと」をトーク。

安部「今やった茶番みたいなことだけで2時間ぐらいやりたい(笑)」

川上「私はうどんツアー!メンバーがファンの皆さんと一緒にバスに乗って…」

井尻「私たちも巻き込まれるんですか?」(会場爆笑)

堀「興味はあるけど、礼奈さんと一緒だと気が重い」(会場爆笑)

川上「なんでやねん!礼奈がいないと始まらないですからね」

井尻「私はみんなでごはん、打ち上げに行きたい!」

堀「私は北海道出身なので、北海道ツアー!」

ライブの中盤は、チームN同様、『ドリアン少年』、『純情U-19』、『オーマイガー』、『北川謙二』のシングル4曲を、メンバー4人ずつ、選抜メンバー衣装でパフォーマンス!

「NMB48近畿十番勝負2019」が行われたオリックス劇場ⒸNMB48


終盤は、こちらもチームN同様、『欲望者』、『甘噛み姫』、『ナギイチ』、『僕らのユリイカ』、『高嶺の林檎』、『ワロタピ―ポー』のシングル6曲を披露!『僕らの~』では、川上と安田がトロッコで1階客席の通路へ行く演出も。大盛り上がりのうちに本編は終了。

アンコールの3曲では、会場の2階、3階にもメンバーが登場!至近距離でファンとの交流を楽しんだ。

さりげなく渋谷凪咲を励ます白間美瑠


アンコールのMCでは、渋谷凪咲キャプテンが、代表メンバーに感想を聞いていく。

安部「私はこの近畿十番勝負で、パフォーマンスからMCから茶番まで(会場爆笑)、いろんな経験をさせていただいて、楽しかったです。チームMの先輩は個性の強い方が多いので、この荒波にもまれながら(会場爆笑)、MC力を磨いていきたいと思います!」

山尾「組閣して結構すぐなのに、もうこんなにチームのカラーを出せるんだなと思って、それこそ茶番だったり(会場爆笑)、いい意味でこれがチームMなんだって。劇場に帰って、チームワークや技術を磨いて、またここに帰って来たいと思います!」

渋谷「(*感謝の気持ちを伝えるものの上手くまとめられず、他のメンバーらに度々フォローされて)今日、全然うまいこと言われへん…。話が長くならないように言おうと思ったら、おかしいことになって(会場爆笑)、千秋楽やから、今までの気持ちとか言いたいなと思ったけど、言えなかった…でも、本当に思うのは、今日足を運んで下さった皆さんは大切なファンの皆さんで、感謝しているということです(→拍手)。NMB48は京セラドーム(での単独公演)を目標に頑張っていくので、これからもチームM、NMB48、そして何より渋谷凪咲の応援をよろしくお願いします!」(会場爆笑)

感謝の気持ちを語る渋谷凪咲ⒸNMB48


最後にしっかりオチをつけた渋谷は「そんな大切な皆さんに気持ちを込めて歌いたいと思います」と曲ふりをして、『誰かのために』を全員で熱唱。間奏で、渋谷を励ますように、白間が彼女の左肩をさりげなくポンポンと叩いた。4月1日のチームNのライブで、太田が千尋の頭をポンポンしたのと同様、先輩メンバーの優しさが垣間見えた光景だった。

最後はライブのキラーチューン『青春のラップタイム』でアンコールが終了。しかし、今日はチームMのツアー千秋楽。このままでは終わらない。Wアンコールで『NMB48』を披露し、幕を閉じた。

次回は「NMB48近畿十番勝負2019」小嶋チームBⅡ公演レポートです!

◆NMB48近畿十番勝負2019 渋谷チームM公演セットリスト

(19年4月22日@オリックス劇場)

前座 夢は逃げない(研究生)

overture

M1  天国野郎

M2  場当たりGO!

M3  妄想ガールフレンド

M4  なんでやねん、アイドル

~MC(全員→久代・山尾・古賀・安田)

大奥コーナー①

M5  恋愛ペテン師

大奥コーナー②

M6  美しき者

M7  床の間正座娘

~MC(渋谷・出口・安部・堀ノ内)

M8  16人姉妹の歌

~芝居①

M9  16人姉妹の歌(渋谷ソロ)

~芝居②

M10 Mらとは?(俺らとは?)

~MC(川上・井尻・堀・安部)

M11 ドリアン少年

M12 純情U-19

M13 オーマイガー

M14 北川謙二

~MC(石塚・水田・明石・鵜野)

M15 欲望者

M16 甘噛み姫

M17 ナギイチ

M18 僕らのユリイカ

M19 高嶺の林檎

M20 ワロタピ―ポー

アンコール

M21 情熱ハイウェイ

M22 らしくない

M23 まさかシンガポール

~MC

M24 誰かのために

~ショートMC

M25 青春のラップタイム

Wアンコール

M26 NMB48

~御礼の挨拶

【取材・文=ポッター平井】

<ポッター平井・プロフィール>

構成作家・ライター。MBSラジオ『NMB48のTEPPENラジオ』などを担当。松田聖子さんの“輝き”に魅せられて以来、30年以上アイドルを応援し続けるアイドルサポーター。

ポッター平井

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