伊藤園は、「お~いお茶」発売30周年を記念して、新元号「令和」を迎えた5月1日より「日本の文化を未来へつなげよう」プロジェクトをスタート。5月21日、 京都府京都市の元離宮二条城で 「お~いお茶」の配布イベントが開催された。
同イベントは、日本のお茶文化や地域の文化を未来へつないでいくことをテーマに、歴史的・文化的な観点から日本の象徴となる全国5カ所の名所で「お~いお茶」と地域の銘菓を配布するサンプリングイベント。これまでに函館・五稜郭と熊本・熊本城で開催され、いずれも盛況となっていた。京都は同イベント3つ目の会場となる。
通常は非公開である二条城の二の丸御殿台所前庭内で開催された同イベントでは、初物で縁起が良いとされる新茶を平成最後の春に摘んで入れた「令和元年記念ボトル『お~いお茶』」と、京都の銘菓「月水鏡」を伊藤園の社員が配布。
海外でも注目度の高いスポットである二条城が会場ということもあり、イベントブースには多くの海外観光客の姿があった。お茶を味わった来場者からは「フレッシュ」「ヘルシー」といった感想が聞かれるなど、海外での日本茶の広がりや人気が感じられた。
また、修学旅行生や、家族旅行で訪れた来場者も多く、フォトスポットでの記念撮影や、会場に登場したマスコットキャラクター“お~いお茶くん”と写真を撮るなど、お茶を片手に思い思いにイベントを楽しんでいる様子が見られた。
大政奉還が行われ時代が江戸から明治へ変わった歴史的な舞台で、なめらかなミルククリーム餡を柔らかな生地で包んだお菓子とお茶のペアリングを楽しむという、お茶の新たな形の楽しみ方や可能性を感じさせた同イベント。最後は、5月28日(火)に広島県廿日市市の宮島と東京都千代田区のJPタワー KITTEで開催された。
国分洋平