迫力満点の凧合戦!新潟県新潟市で「白根大凧合戦」開催

東京ウォーカー(全国版)

新潟県指定無形民俗文化財でもある「白根大凧合戦」が6月6日(木)~10日(月)の5日間、新潟県新潟市南区の中ノ口川堤防上(凧見橋・白根橋間)で開催される。

きわどいところで揚がりはじめた大凧写真は主催者提供


「白根大凧合戦」は、江戸時代の中頃、中ノ口川の堤防改修工事の完成祝いに、白根側の人が凧を揚げたところ、対岸の西白根側に凧が落ち、田畑を荒らしたことに腹を立てた西白根側の人が、対抗して凧を白根側にたたきつけたことが起源と伝えられる。

凧はそれぞれ相手側に向かって揚がる様に工夫して作ってあり、先人の技術に更に改良を加え現在に至る。各組それぞれに特色があり、揚がり方や、掛け方に違いはあるが、組の伝統を守り、技術に改良を加え、一枚でも多く合戦することを目的に作られた凧を揚げている。

【写真を見る】凧達が堂々と自分の合戦場へ向かっていく写真は主催者提供


川を挟んだ相手と揚げるタイミングを計り、最初に白根側の凧を西白根側の堤防めがけ揚げ、次に西白根側の凧が上空から、相手の凧網を交差させ、真逆さまに水面に突っ込ませる。綱が絡み両方の凧が川に落ちたら、川の流れを利用して綱をより強く絡めて、その綱を引き合い相手の綱を切れば勝ちとなる。

とても大きな凧が揚がるだけでなく、激しい戦いが見られるまさに凧合戦だ。「白根大凧合戦」へ出かけて、大きな凧の戦いを目撃しよう。

ウォーカープラス編集部

注目情報