宮城県多賀城市の東北歴史博物館特別展示室で6月23日(日)まで、東京藝術大学スーパークローン文化財展「最先端でよみがえるシルクロード」が開催されている。
東京藝術大学が開発した「クローン技術」により、失われた世界の文化財を現代によみがえらせ、名画や芸術作品などを再現保存する取り組みが国内外で注目を集めている。研究は着実に進展し、クローン文化財の対象は法隆寺の金堂壁画や釈迦三尊像のクローン仏像、敦煌の莫高窟の再現などから、著名な絵画や浮世絵などの芸術作品にも及んでいる。今回の展示では、その技術を紹介する。
担当者は「スーパークローン文化財とは芸術と科学の融合による高精度な文化財の複製。火災で焼損した『法隆寺金堂外陣壁画12面』、破壊された『バーミヤン東大仏天井壁画』など歴史的、芸術的価値が認められながらも、現在では見ることができないシルクロードの宝が展示室で再現されています」と展示の見どころを話す。
今では見ることのできない芸術的な作品たちが最新技術で再現されている。美術館からシルクロードへ旅に出よう!
ウォーカープラス編集部