胸に響く太鼓の音色に、お祭りグルメが並ぶ屋台。心躍る夏祭りの季節が、今年もやって来る。今回ご紹介するのは、東京都内で毎年盛況を博している、7つの夏祭り。日本各地の踊りを東京で楽しめるイベントから、盆踊り大会、納涼祭り、七夕祭り、ほおずき市まで、規模の大きい夏祭りを幅広くピックアップ。個性豊かな東京の夏祭りへ、ぜひ足を運んでみよう。
新宿エイサーまつり
新宿通りを中心に、沖縄の盆踊り「エイサー」が繰り広げられる「新宿エイサーまつり」。全国各地から集まった団体による、個性的な踊りを楽しめる。2001年に初開催された同イベントは、近年では20チーム以上が参加し、観客数100万人を超える規模にまで発展。第19回を迎える今年は、7月27日(土)に開催される。
東京高円寺阿波おどり
1957年(昭和32年)にスタートし、今日では東京の夏を代表する風物詩として親しまれている「東京高円寺阿波おどり」。2018年は93万人もの観客が、軽快な囃子と共に披露される、磨き上げられた踊りに酔いしれた。63回目を迎える今年は、8月24日(土)・25日(日)に開催。2日間でのべ165連が参加する。
原宿表参道元氣祭 スーパーよさこい
例年約100チームが参加する、都内最大規模のよさこい祭り。高知発祥のよさこいを、東京・原宿で楽しめる人気のイベントだ。昨年は107チームが参加、約80万人の観客を魅了した。今年は8月24日(土)・25日(日)に開催。全国から集まったよさこいチームによる、個性的かつ熱気にあふれる踊りを体感しよう。
阿佐谷七夕まつり
60年以上の歴史を誇る、JR阿佐ケ谷駅周辺の8商店会が主催する七夕祭り。長さ700mのアーケードを埋め尽くす、巨大なはりぼて飾りが目玉だ。人気キャラクターやご当地キャラクターをモチーフにしたものなど、そのデザインは実に多彩。その他、鮮やかな吹き流しや提灯が飾られ、七夕ムードを盛り上げる。たこ焼きやかき氷などの模擬店も楽しみの1つだ。66回目を迎える今年は、8月3日(土)から7日(水)まで開催される。
四万六千日 ほおずき市
毎年7月9日・10日に開催される、江戸時代から続く浅草寺の人気行事。7月9日・10日に浅草観音に参拝すると、4万6000日参拝したのと同じ功徳が得られるとされており、全国各地から訪れる参拝客で、毎年賑わいを見せている。浅草寺の境内には、ほおずきを売るたくさんの露天が立ち並び、江戸情緒たっぷり。ほおずき以外に、食べ物の屋台もある。
麻布十番納涼まつり
2日間合わせて約30万人が訪れる、麻布商店街主催の納涼祭り。最大の魅力は、充実したお祭りグルメの数々。商店街の老舗や有名店が屋台を出店し、その味を気軽に楽しめる。さらに、日本各地のご当地グルメが味わえるのも魅力だ。例年、ステージではライブなどのパフォーマンスも行われている。今年は8月24日(土)・25日(日)に開催。
築地本願寺納涼盆踊り大会
築地本願寺の境内にやぐらを組んで行われる、都内最大級の盆踊り大会。毎年約7万人の来場者でにぎわう。例年、軽快なリズムやアクロバティックな表現が魅力の「大江戸助六太鼓」による演奏や、仮装大会も実施。“日本一おいしい盆踊り大会”としても知られ、築地場外市場の名店が出店する屋台も名物となっている。今年は7月31日(水)から8月3日(土)まで開催される。
水梨かおる