福岡市内中心部にありながら「こんなところにあるなんて知らなかった!」と、穴場店のランチをご紹介。コスパのよさはもちろん、時間がないときでもサクッと食べれるお店は普段使いにおすすめだ。
今回は、地下鉄中洲川端駅から櫛田神社方面まで全長400mのアーケードが続く「川端通商店街」へ!
伽哩本舗
「伽哩本舗」は「元祖焼きカレー」の特許を取得している焼きカレー発祥の店。もともと昭和30年代に北九州の門司港ではじまり、ご当地グルメとして愛される味をここで味わえる。
川端通商店街にオープンして21年。柔らかい照明の店内は45席と広々としている。焼きカレーはもちろん、煮込みカレーやスープカレーなど多彩なメニューが味わえる。
創業者の母が作った家庭料理をヒントに誕生したという焼きカレー。カレーの上に卵をのせ、その卵が破裂しないようチーズで覆い、オーブンで焼いたものだ。この店では、2時間以上煮込むブラウンソースと独自の自家製ブイヨンが味の決め手。食べるとルーのコクと深みが感じられ、後からスパイスの風味がふわっと香る味わい深い逸品。夜まで味わえるメニューも、ランチならではのお得な価格で味わえる。
[伽哩本舗]福岡県福岡市博多区上川端町6-135 / 092-262-0010 / ランチタイム11:00~15:00、11:00~~OS20:00 / 不定休
釜あげうどん 中洲川端店
茹でたてのうどんをつゆにつけて食べる本場宮崎の釜揚げうどんをはじめ、かけうどんや釜玉うどん、宮崎名物のチキン南蛮などが味わえるのが「釜あげうどん」。
奥行きのある店内は1階に40席、2階に28席を備えている。こちらはランチタイムの営業のみとなっている。
この店の釜あげうどんは宮崎で主流の細麺と、カツオの本枯節に甘めの醤油で作るコクのあるつゆが特徴。食べる直前に柚子の粉末を加えることで風味が増すという麺は朝と昼の一日2回、製麺室で仕上げている。つるんと喉越しのいい麺が風味のいいつゆと相性がよく、すっきりした味わいだ。
[釜あげうどん 中洲川端店]福岡県福岡市博多区上川端4-233 / 092-282-3862 / ランチタイム11:30~15:00/ 不定休
福栄組合
福岡県内で唯一の地鶏「はかた地鶏」の生産から販売まで一貫して行う福栄組合が営む地鶏料理専門店。昭和62年に3年の歳月をかけて開発された「はかた地鶏」は、地鶏ならではの歯ごたえと噛むほどに増す旨味、きめ細やかな肉質ででサクッとした歯切れの良さを楽しめる。
総席数90席の広々とした店内には夜景が見えるテーブル席をはじめ、座敷席や掘りごたつ席、 カウンター席などがあり、幅広いシーンで利用できる。
ランチでは「はかた地鶏」を使ったチキンカツやひつまぶし、鶏すきなど多彩な鶏料理がメニューに並ぶ。なかでも人気なのが水炊きのスープを使った「はかた地鶏の親子丼御膳」。歯ごたえと旨味を感じるはかた地鶏に弾力のある卵の黄身、ふんわりとした半熟卵が絡み、はかた地鶏を堪能できる至極の逸品だ。
[福栄組合]福岡県福岡市博多区上川端4-210 / 092-292-0007 / ランチタイム11:30~15:00、17:00~OS22:00 / 日曜、不定休
いわいめでた
店名は博多祇園山笠の一番山笠が唄う「博多祝い唄」の別名「祝い目出度」が由来の「いわいめでた」は、コッペパン専門店。幼少期から博多っ子だったオーナーが博多のハレの日に唄われる縁起のいい唄の名前から名付けた。
粉から作る手作りのコッペパンに、オーダーを受けてから具材をサンド。素材を選ばないふんわりとした食感のコッペパンに、地元の食材を使った具材を挟むメニューは全30種がそろう。
ランチは数種類からコッペパンが選べるセットメニューがある。博多らしい「炙りじゃがめんたい」は、香ばしく炙った明太子とマイルドな味わいのマッシュポテトがよく合う人気のコッペパン。そのほか自家製ナポリタンやあまおう苺バターなど、食事系からスイーツ系の具材までがそろい、ランチでもおやつ感覚でも気軽に味わえる。
[いわいめでた]福岡県福岡市博多区上川端町10-3 / 092-292-9121 / ランチタイム11:00~14:00、~19:00 / 無休
上川奈穂美