人気医療ドラマの影響も!? 次世代“おしゃれ白衣”続々登場

東京ウォーカー(全国版)

『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』や『医龍-Team Medical Dragon-』など、医療ドラマがヒットした2010年。人気俳優がドクターを演じた影響もあってか、最近は白衣の“ファッション性”にも注目が集まっているという。そんな中、ついに「白衣のファッションショー」が開催。スタイリッシュなものから、白衣とは思えないほどカラフルなものまで、さまざまなデザインの白衣がファッションショー形式で華やかに披露された。

12月18日(土)、都内にて、国内唯一の“白衣のセレクトショップ”「PROFESSOR'S ROUND」を立ち上げた現役医師と、杉野服飾大学の連携により、“オシャレな白衣”を紹介するための「白衣のファッションショー」が開催。“機能性を保ちつつ、ファッション性の高い白衣”が9つの企業から約38型紹介された。また、同日は、医師や看護師の他、ファッション関係者も多く来場。詰め掛けた多くの人が、真剣な眼差しで披露されるアイテムを見つめた。

次から次へと登場する白衣の中には、海外医療ドラマで見かけるようなスマートなフォルムのものから、白衣とは思えないほど色鮮やかなものまで登場。“暗闇で目玉模様が光る”ユニークな柄入りデザインや、ピスタチオカラー・チェリーピンクなどを用いたキュートな白衣はインパクト抜群だった。

「医療業界の人間は多忙で遊びに行けない人が多く、息抜きがありません。そこで、モチベーションを上げる小道具として、オシャレな白衣を作り始めたんです」と話すのは、このショーを主催する「PROFESSOR'S ROUND」のオーナー・藤元流八郎氏。「もともと、顔のファンデーションが付かないように襟の低い白衣を…など医師たちからは、デザインに対してさまざまな要望があったんです。しかし、やみくもに作ると寿司屋っぽくなってしまったりと、白衣をデザインするのは意外と難しい」と同氏は苦笑い。

さらに、“白衣本来の機能性”についても現役医師である同氏は熱心にコメント。「“感染予防のため”といった本当の機能性の部分を踏まえなければいけないので、そこと、服飾的に格好良いかどうかという部分を合わせて研究しなければならないのが大変です」と、デザインの大変さについて語っていた。

ちなみに、同ファッションショーではアンケートを集め、人気の高かったものは生産ラインに乗せ、実用化を目指していくのだそう。来年も、嵐の櫻井翔主演の映画『神様のカルテ』の公開が控えるなど、注目度の高い医療ドラマが登場するので、“オシャレ白衣”の需要は一層高まりをみせるのではないだろうか。【東京ウォーカー】

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