新潟県下三大高市の1つに数えられ、三基の神輿に御神霊を奉遷し、太鼓を先導とする長い行列が各町内を巡行する「お旅神事」である「村上大祭」が新潟県村上市で7月6日(土)、7日(日)の2日間盛大に開催される。
祭りの最大の見所は、おしゃぎりが市の中心部を巡る行列だ。村上大祭に曳きだされる山車のことを村上では「おしゃぎり」と呼び、羽黒神社の遷宮をお祝いして、大町の人たちが大八車に太鼓を積んで町じゅうを練り回したのが村上大祭の始まりだが、いまでは村上の伝統産業である彫刻や漆塗りを施し、金銀の飾りをつけた絢爛豪華な山車になっている。
祭りは、先太鼓・庄内町笠鉾・荒馬14騎 ・神旗・神輿3其・各町のおしゃぎり19台が続く行列で構成され、荒馬14騎は戦国時村上城主本庄繁長が庄内での戦いで勝利をおさめ凱旋した時の様子を模している。
6日(土)の宵祭りでは15時から各町内のおしゃぎりがその町内を巡り、7日(日)の本祭りでは19台のおしゃぎりが早朝に集結し市内を巡行していく。特に、夕方18時から、おしゃぎりの提灯に灯が灯り幻想的な風景を作り出すさまは圧巻。
また、祭り期間中は村上市役所を中心に約300もの露店が建ち並ぶ。200年以上の伝統を誇る豪華絢爛な巡行を観覧しに「村上大祭」へ出かけよう。
ウォーカープラス編集部