■やついいちろうの勝手に湯シュラン(7)
今回の“湯シュラン”は足立区の大平湯さん。足立区の浴場組合は「銭湯といえば足立」というフリーペーパーを出すくらい銭湯に力を入れているらしい。1975年創業。もともとは一平湯という名前だったんですが、人がたくさん来るようにと“一”という字に“人”を足して“大”平湯としたそうです。そのタイミングで施設もリニューアル。女湯にはダイエットにも効果のある歩行浴室があり、男湯には、日によってお湯が替わる露天風呂が。和風な造りで、のんびり入るには最適でした。ちなみに今回はジャスミン湯。長野からの採れたてリンゴを浮かべたりんご湯もあるらしいですよ。
お風呂から上がると、銭湯では珍しい軽食コーナーがあり、主人が作る焼きそばやチャーハンも食べられます。また、この季節はいたる所にクリスマスの飾りが。担当は息子さんらしく、閉店したあと、1人で黙々と作っているそうです。風呂掃除もまた息子さん。キレイな白いタイルをキープするために毎日磨きに磨いてくれてるんだって。息子さんに感謝しつつ体の芯まで温まりました。【東京ウォーカー】