100年前のモダンなガラス作品 「ラリックのモダン・デザイン -アール・デコのガラス-」開催中

東京ウォーカー(全国版)

秋田県仙北市の大村美術館で9月30日(月)まで、「ラリックのモダン・デザイン -アール・デコのガラス-」が開催されている。

約100平方メートルのコンパクト展示室はガラス作品の魅力を引き出すために黒で統一されている写真は主催者提供


ルネ・ラリックのガラス作品の特徴のひとつは、現代生活の中にあっても違和感のないデザインである。シンプルなデザインでありながらも装飾性を併せ持ち、見る者を飽きさせない魅力がある。20世紀初頭から芽生えたモダンデザインは現代デザインの源流でもあり、まさにラリックのガラス作品もそのようなデザインのひとつ。身近な装飾品としてのラリックのガラスが楽しめる。

【写真を見る】ルネ・ラリック作 グラスセット「コウベ」(1933) 日本の地名である神戸の名を冠したグラスセット。ラリックはしばしば作品名に地名を用いている写真は主催者提供


担当者は「弊館はフランスで活躍した装飾芸術家ルネ・ラリックのガラス作品を専門に展示しているプライベート・ミュージアムです。ガラス作品の美しさを充分に引き出すためにライティング等に配慮した約100平米のコンパクトな展示室で落ち着いて鑑賞できる空間となっています。現代の我々にも親しみやすいモダンなデザインの花瓶や香水瓶、食器、立像、カーマスコットなど約100点の作品をお楽しみいただけます」と美術館の空間について話す。

美しいガラス作品がずらりと並ぶ「ラリックのモダン・デザイン -アール・デコのガラス-」。ひとりでも楽しめるが、ぜひグループで訪れよう。

ウォーカープラス編集部

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