福島県喜多方市の喜多方市美術館で7月13日(土)から9月1日(日)まで、「齋正機の世界展 あいづものがたり」が開催されている。
福島市出身の日本画家、齋正機(1966-)を紹介。1992年東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻を卒業し1994年同大学院を修了後、喜多方市美術館主催「1998公募:ふるさとの風景展」において最優秀賞を受賞。以後、多数の賞を受賞し個展を開催するなど活躍の幅を広げている。
同展では、電車が走る只見線や磐梯山、喜多方の蔵といった数々の会津の風景画、東日本大震災後から取り組んでいる子供を題材にした作品など約50点を展示。学生時代に制作した抽象画から、近年の具象画へ至るまでの変遷を辿り、大人から子供まで、見る人の心を惹きつける作品の魅力に迫る。
担当者は「齋の作品は、日常の何気ない情景を優しく柔らかく描いており、それはどこかで見たことがあるような、一度は体験したことがあるような感覚と相まって、見る人の多くを作品世界の中へ惹きつけます」と齋正機氏の絵の魅力について話す。
どこか懐かしい美しい日本の風景が見られる同展。郷愁感じる展示を見に行こう!
ウォーカープラス編集部