18年6月に石川町にオープンした「ラトリエ ドゥ アンティーク」は、フランスのアンティークな雰囲気漂うパティスリー。シェフの菅原智大さんは数々のコンクールで賞を受賞する若手の中でも実力派。店内にはまるで宝石のようなスイーツがズラリと並ぶ。
カラフルなケーキが並ぶウィンドウ。シェフの菅原さんは「ケーキはフルーツをたくさん飾るのではなく、加工したフルーツをケーキの中で楽しむのがモットー」と、ケーキ作りのこだわりを話す。
デセール、パティシエなどの経験を経て18年に独立。アジア最大のコンクール「トップオブパティシエ2015」や「ジェラートワールドカップ」で優勝するなど、数々の受賞歴を誇る。
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第3位 ギフトにおすすめ「ケーク ショコラ」
重くなりがちなケークシリーズだが、菅原シェフが手がけるケークはメレンゲを加え軽い食感に仕上げているのが特徴。「ケーク ショコラ」(各2,160円)は生地にカシューナッツを加え香ばしさと食感のアクセントをプラス。ほか、マロン、フリュイが定番だ。
第2位 シェフ自慢のメレンゲ菓子「マカロン」
バニラ、シトロン、フランボワーズ、ピスタチオ、ショコラ、アーモンドミルクの全種、そして季節の味わいが加わる「マカロン」(1個270円、6個入り2,160円)。生地はしっかりめで中は軽すぎず、程よい食感が楽しめる。どのクリームも軽く、そしてたっぷりと入っているのが特徴だ。
第1位 シェフのスペシャリテ「アンティーク」
第1位の「アンティーク」(648円)は、スパイスが香るムースショコラとヘーゼルナッツのクリームで全体をコーティング。中にはキャラメルマンダリンやチョコガナッシュ、サクサクのジャンドゥーヤなど5層の生地やクリームを重ねていて、複雑な構成を絶妙なバランスで仕上げている。
ウィンドウに並ぶケーキは色使いやデザインなどまるでジュエリーのような見た目で、スイーツ好きならずとも魅了される。一番人気の「アンティーク」は大人の味わいで、頑張った時の自分へのご褒美に食べたい逸品だ。
【取材・文=橘 孝枝/撮影=奥西淳二】
横浜ウォーカー編集部