07年に開業した、日本ではまだ珍しいウィーン菓子をメインに手掛ける洋菓子店。ナッシュは“味わって食べる”“つまみぐい”、そしてカッツェは“ネコ”を意味する語で、店にはネコ型のメレンゲなどキュートな焼き菓子も並ぶ。
「ナッシュカッツェ」のオーナーシェフ今井伸哉さんはオーストリア国家公認製菓製造マイスターの称号をもち、店頭で販売するザッハトルテなどはお墨付き。ウィーン菓子以外にも、オーダーが入ってからメレンゲ上にクリームを絞る、9~4月までの期間限定「和栗のモンブラン」(600円)も大人気だ。
そんな「ナッシュカッツェ」で、定番人気のTOP3をピックアップ。
第3位 スペシャリテスイーツ「ナッシュカッツェ」
第3位は、クルミとヘーゼルナッツの生地でバタークリームを挟んだオリジナルスイーツ「ナッシュカッツェ」(480円)。アンズジャムとオーストリアの薫り高いラム酒で風味づけした生地は大人の味わい。
第2位 本場ドイツで学んだ「バウムクーヘン」
第2位の「バウムクーヘン」(カット260円)は、アンズジャムとラム酒で香りづけをした生地を1枚1枚ていねいに焼き重ねる。生地はキメが細かく、ふんわり&しっとした食感。1本(幅4,8cm、長さ13,7cm、1,160円)タイプもあり。
第1位 本場の味を伝える「ザッハトルテ」
第1位は、本場・ウィーンで学んだレシピで作る「ザッハトルテ」(540円)。生地と生地の間にアンズジャムを挟むなど極めてシンプルな作りで、本場の味を楽しめる逸品だ。ジャムの芳醇な香りが口の中でふわっと広がり、全体をコーティングしたチョコレートのシャリシャリした食感も特徴。ホールタイプもあり(要予約)。
青葉区の閑静な住宅街に佇む、ウィーン菓子を味わえる「ナッシュカッツェ」。期間限定の「和栗のモンブラン」そして、自慢の「ザッハトルテ」は押さえておくべき一品。ほかにもチョコ系のケーキが数種あるのでぜひチェックして。
【取材・文=橘 孝枝/撮影=後藤利江】
横浜ウォーカー編集部