三重県桑名市の春日神社周辺で8月3日(土)・4日(日)の2日間、「石取祭」が開催される。
春日神社の流鏑馬神事の馬場修理のため、町屋川から石を運んだのがはじまりとされる祭りで、毎年8月の第1日曜日とその前日の土曜日に執り行われている。試楽(土曜日)午前0時、30数台の祭車が一斉に打ち鳴らす鉦や太鼓の音は、何もかも吹き飛ばす勇壮無比な音色。絢爛豪華な旧東海道などを練り歩き、勢揃いする様も一見の価値あり。ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。
担当者は「春日神社の石取祭は江戸時代初期に始まったと言われ、今年は39台の祭車が参加し、大きな鉦と太鼓を目いっぱい打ち鳴らす『日本一やかましい祭』。試楽日の夕刻には、11組に分かれて各祭車はそれぞれの町内を練り歩きます。本楽(日曜日)は、午後から鉦と太鼓を打ち鳴らして整列に向かいます。午後6時半からは春日神社前で1台1台が鉦と太鼓の囃子を順に披露する『渡祭』を深夜まで行います」と祭りのスケジュールについて話す。
轟音鳴り響く、日本一やかましい祭り「石取祭」。毎年訪れている人も、まだ訪れたことがない人も、ぜひ足を運ぼう。
ウォーカープラス編集部