著者・池上永一先生より「テンペスト」ツアーに対するメッセージが届きました!

東京ウォーカー

1月11日、日本全国に記録的な寒波が押し寄せる中、その例外に漏れずに寒くなった沖縄に「テンペスト」著者の池上永一先生が降り立ちました。今回の来沖の目的は、いよいよ2月からスタートする「『テンペスト』体感ツアー」の取材対応。忙しい中スケジュール調整をされて、帰郷されました。

そして、めでたく当特設サイトもオープン! ということで、早速、池上先生にツアーに対するメッセージをいただきました。

「歴史を自分の体に入れて初めて自分の物語になって、認識が深まりやすくなると思います。『テンペスト』を通してみれば、理解することが容易になる。琉球や首里城の歴史を理解する上で一番足りなかったのが“物語”だったということに尽きると思います」とコメント。確かに、今まで漫然と見ていた沖縄の観光名所が、「テンペスト」という小説を通すと、その場所の地名や、暮らしていた人たちの息遣いを感じやすくなると思いませんか?

「テンペスト」はこのツアーのほか、2月に舞台化、その後はドラマ化も予定されています。「この小説を書いている間の1年半、僕は孤独でした。プライベートもなく、ほとんどの時間は執筆に当てていました。それが世に出て人の手に渡って広がっていく。私の『テンペスト』が形を変えていく。この世界観を伝えたかった人が作品を利用してさまざまなことをやっているという感じ。“メディアチェンジ”は大歓迎です」と笑う池上先生。

沖縄の雰囲気を現すような柔和な表情を浮かべ、池上先生は父親のように「テンペスト」の“成長”を温かく見守っています。

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