現在、東京・吉祥寺のカフェ「nomuno coffee & wine library」にて、世界初のかき氷ビュッフェ「かき氷フェスタ」(大人1200円)を開催中だ(9月15日まで。土・日・祝日限定)。果実ソースやフルーツなど、約30種類のトッピングを組み合わせて、オリジナルかき氷をいくつでも作ることができる夢のビュッフェイベントとなっている。
面白いのは、最初に、氷を削っただけの“素氷”なるものが渡されるところ。同店では、それを持って、ビュッフェコーナーにトッピングしにいくというユニークなシステムを採用している。用意されているのは、生クリームや自家製果実ソース、フルーツやエスプーマ、タピオカ(数量限定)など。時間内で自分好みのオリジナルかき氷を思う存分楽しむことができる。
ちなみに、生クリームビュッフェでその名をとどろかせたことがある同店では、今回も、こだわりの生クリームで仕立てたコク深いホイップを提供している。さらに、果物やハーブの色素、風味、栄養を損なわない特別な技術で製造したスイーツソースや、このソースをたっぷり混ぜ込んだストロベリーホイップクリーム、ミントホイップクリームなども常時各2、3種類提供。抹茶のエスプーマ、カラフルなおいり(あられの一種)など、SNS映えに貢献する食材も多数用意しており、良い意味でビュッフェ挑戦者を悩ませる。
そんな同店は、スーパーの西友内に入っているのだが、この「かき氷フェスタ」は、なんと食材の持ち込みOKだということで、食材を買い足してくるのもアリ!どのようなかき氷を作ろうかと、クリエイティブ魂が刺激されまくる企画となっているのだ。
同店に、この企画の経緯を聞いてみると、「食べ歩いていると、近年、かき氷の値段が上がっていることに気付きました。そんななか、1個1000~1500円もするかき氷をシェアもできずに食べている方々や、炎天下の行列に並んでいる方々を見て、もっとこの状況を緩和できるような、安くてお腹いっぱい食べられるような仕組みはないものかと考えました。それで実施したのが今回の『かき氷フェスタ』になります」とのこと。「食材の持ち込みが自由なのも面白いところだと思います。ご自身で作られたシロップなどを持ってきても良いですよ!」と、太っ腹なところを見せてくれた。
そして、店内で発見したスイーツブロガーのあまいけいき氏に、“盛り方のコツ”も聞いてみた。するとあまい氏は「白い氷にまず、ヨーグルトやミルクなど、白い食材をかけていただいて、ベースを作ると良いと思います。その白色の上に色の付いたものをのせ、さらにクリームを盛って。例えばミルク、イチゴ、生クリームホイップの順で盛ると、白、赤、白というツートンカラーになりますよね。そうするとSNS映えもする美しいトッピングになるんですよ」とのアドバイス。
「その上に、ミントや食用花、おいりを加えてもらうとより完ぺきに。かき氷店には、氷の中にあずきやゼリーなどの固形物を入れる技もありますが、ここだと、食べながら途中でそれらを入れにいってもいいですよね」と、同店ならではの食べ方も教えてくれた。
Raira