【感動超大作】スケールアップした「ジオ・イルミネーション2019」を観に、福井県勝山市まで行ってみた!

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東海ウォーカー

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“恐竜のまち”として知られる福井県勝山市。子どものころから熱心に「恐竜図鑑」を読みふけっていた恐竜好きライターの僕としては、何度でも足を運びたい“夢とロマンの地”と言っても過言ではない(ちなみに、好きな恐竜は「ドラえもん のび太の恐竜」に出てくるピー助。おうちで飼いたい!)。

さて、そんな勝山市では昨年より、夏から秋にかけて恐竜の世界を演出する「ジオ・イルミネーション」を開催している。勝山市の自然を舞台にした壮大なスケールに、太古の王者である恐竜の迫力をミックスしたほかに類を見ない独自の雰囲気。あの夜景評論家・丸々もとお氏によるプロデュースということもあって、イルミネーションのクオリティにハズレはない。

完全なるネタバレではあるが、クライマックスの「光の地上絵」はコレ。ここに到達するまでの壮大なドラマをお届けするphoto by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


しかも2回目となる今年は60万球超のイルミネーションを巡らせ、国内最大級となる「光の地上絵」、レーザーを使った「奇跡のオーロラ」という新たな演出も加えられているのだとか。「光の地上絵」とか「奇跡のオーロラ」とか、なんだか冒険心を煽られるパワーワードを聞いて居ても立ってもいられなくなったので、開催地である「スキージャム勝山」まで確かめに行ってきた!

バリウムを浴びた恐竜!?世紀末的な卵!?勝山市の“恐竜推し”は我々凡人の予想をはるかに超えてくる


勝山市へは車でのアクセスが便利。今回は北陸自動車道経由で中部縦貫自動車道(永平寺大野道路)に入り、勝山ICで降りて、最短ルートでスキージャム勝山を目指すことにした(勝山ICからは車で約20分の好アクセス!)。

勝山ICを降りてすぐ、両脇に巨大な恐竜の卵が鎮座する「勝山恐竜橋」を渡って勝山市街地へ。市の玄関口となる橋から“恐竜推し”の突飛な装飾。この後に起こる“価値観の殻を破る”エキサイティングな体験を、まさに予見しているようだ。

九頭竜川に架かる「勝山恐竜橋」。勝山市中心市街地、福井県立恐竜博物館、スキージャム勝山はこの先に!photo by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


さらに車を走らせることおよそ5分、ここで記念すべき1匹目の恐竜をハント。全長16.9メートルの「ホワイトザウルス」の出現だ!大きな口を開けて敵を威嚇する白亜のティラノサウルスは、“恐竜のまち”のゲートガーディアンとしてふさわしい圧巻の出で立ち。楽観的なカメラマンは初見で「バリウムを被ったみたいだね」と笑っていたが、そんな輩には「恐竜の餌食になってしまえ!」と睨みを利かせておいた。ここ勝山市では、どんな恐竜もバカにするのはご法度だ。

福井県立恐竜博物館の手前に待ち構える「ホワイトザウルス」。めっちゃ白いし、めっちゃ強そうphoto by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


ホワイトザウルスの横には駐車場も完備。車から降りてその迫力を間近に体感できる。そしてこの日は、白亜の恐竜にパワーショベルの「ユンボ」がジョインする異質なロケーションだった(あいにくの工事中)。白い恐竜と建設機械が並ぶ “未知との遭遇”的シチュエーションに、不思議な笑いがこみ上げてきた(でも、バカにはしていない)。

ユンボ×ホワイトザウルス。次の日、帰りしなに通ったらダンプカーが増えていた。何してるんだろう?photo by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


ホワイトザウルスを後にするとすぐ、生い茂る森の中に超巨大な「恐竜の卵」が見えてくる。この卵こそ、恐竜好きの聖地「福井県立恐竜博物館」のシンボルだ。ここで少し想像を膨らませてみてほしい…。そう、「こいつが孵化しようものなら絶対ヤバい」。そう思わずにはいられないほど、デカい卵だ。孵化して大人になったら、たぶんゴジラレベルの大きさに成長するはず。同行したクレイジーな編集担当は「そんなの世紀末レベルの危機。ガッジーラなら、ホワイトザウルスなんて目じゃないぜ。踏み潰されちまう。ガッジーラだもん」と漏らしていた…。

遠くに見える銀色の球体が「福井県立恐竜博物館」。建物も恐竜に寄せるこだわりぶりに脱帽photo by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


ちなみに言わずもがなだが、福井県立恐竜博物館はマストで立ち寄っておきたい。恐竜をテーマにしたイルミネーションを見るなら、事前に博物館で勉強しておけばその楽しみは何倍にも膨れ上がるはずだ。なお福井県立恐竜博物館は「かつやま恐竜の森」内にあり、そのほかにも化石発掘を体験できる「どきどき恐竜化石発掘ランド」や恐竜が群生する森を探索する「かつやまディノパーク」も敷地内に点在している。

ジュラシックパー…いや、勝山市による“恐竜の洗礼”も肌に馴染んできたところで、今回の主な目的である「ジオ・イルミネーション」が待つスキージャム勝山へ向かった。スキージャム勝山へは市街地から「法恩寺山有料道路」を通る必要がある。通行料は往復で820円(普通車)のはずだが、取材時には半額の410円で通れた。後日、念のため電話で問い合わせると、8月末までは半額のキャンペーンを行っているらしい。2019年9月1日(日)からは通常料金に戻るため注意しよう。

法恩寺山有料道路の料金所。自然の中を走り抜ける爽快ドライブが楽しめるphoto by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


ゴール少し手前には市街地を見渡せる絶景ポイントが。車から降りるのは危ないので、車窓からそっと景色を楽しもうphoto by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


着いたぜスキージャム勝山!「ジオ・イルミネーション2019」スタートまでの時間はこう過ごそう


「ホテルハーヴェスト スキージャム勝山」。夏は高原リゾートとして、勝山市の豊かな自然を満喫できる拠点に!photo by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


「ジオ・イルミネーション2019」を観るには、スキージャム勝山館内の券売機で入場券を購入する必要がある。中学生以上1000円の通常の入場券に対して、入場券に500円相当の金券が付いたイルミパック券は1400円と100円お得。金券は併設された「ホテルハーヴェスト スキージャム勝山」内の売店や飲食店、アクティビティ体験などで使えるので、早めに現地に着いておいて金券をしっかり利用するのが賢い楽しみ方だ。ちなみに前売り券は全国のローソン、セブンーイレブン、ファミリーマートでの購入が可能で、当日購入&利用も可能という便利さだ(前売り券のみ、福井県立恐竜博物館の入場券がセットになったパック券も販売されている。詳しくは公式HPをチェック)。

「ジオ・イルミネーション2019」の発券機はスキージャム勝山館内1Fの売店前にあるphoto by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


発券機の隣では「恐竜縁日」が開催中。夏休み期間限定の開催で、恐竜にちなんだ景品をゲットできるphoto by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


ここで「ジオ・イルミネーション2019」が始まるまでの時間に、やっておいた方がいいことを書いておこう。まずはホテルで楽しめるアクティビティ。オフシーズンのゲレンデを活用して、芝そり(1時間500円)、パークゴルフ(中学生以上800円、子ども500円)、パラグライダー(完全予約制、料金は複数プランあり)などが体験できる。正直、「ゲレンデの活用っぷりがすげえ」と感じるほど、アクティビティのラインナップが充実していた。オフシーズンのゲレンデは芝生もふっかふかだったので、寝転んで日光浴するだけでも幸せな気分になれるはずだ。

恐竜をモチーフにした「わんぱく恐竜ランド」(4歳以上500円)。ターザンロープなどアスレチックで元気いっぱい遊べるphoto by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


オフシーズンのゲレンデ。この場所で各種アクティビティが体験できるphoto by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


次にイルミ前のグルメ。屋外でバーベキュー&ビアガーデンが楽しめる「NIGHT BBQ」(営業時間11:00〜20:00)は“NIGHT“と名付けつつも、しっかり昼から営業しているので要チェック。夜ならホテル内に「ディナーバイキング」(営業時間18:00〜20:30)もあるが、「ジオ・イルミネーション2019」の時間と被ってくるので考えて利用したい。

自然、青空、BBQ、ビールすべてを満喫できる「NIGHT BBQ」。文字に並べただけでも最高だが、当然ドライバーの飲酒は厳禁だphoto by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


最後、特に大事なのが「虫よけスプレー」の購入だ。もちろん持参するに越したことはないが、万が一忘れてしまった場合は館内の売店で購入しよう。「ジオ・イルミネーション」は自然を活用した環境。恐竜は襲って来ないが、蚊は血を吸うために容赦なく襲って来やがる。

購入した虫よけスプレー。1本買って、編集担当、カメラマンとシェアして使ったphoto by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


いよいよイルミが彩る「太古と恐竜の世界」へ。まずは地球爆誕の瞬間から、生命の芽吹きまでを見届ける


太陽も沈み、待ちに待った「ジオ・イルミネーション2019」へ!おさらいしておくと、コンセプトは「太古と恐竜の世界」だそうで、地球が誕生した46億年前から恐竜が生息していた白亜紀の時代までを、さまざまな光の演出で表現している。つまり、幻想的な光に包まれながら、はるか昔にタイムスリップできるというわけだ。ん~、恐竜好きにはたまんない設定。

そんなタイムスリップのスタート地点こそが、今回から新たな演出として加わった「光のタイムトンネル」。きらびやかに光るゴージャスな装飾に、マジで異世界に連れて行ってもらえそうな気分になる。

これが「光のタイムトンネル」。ここを通ると46億年前にタイムスリップできる。ヤバくない?photo by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


「光のタイムトンネル」を抜けたら光をたどって道を進んで行く。この時点ではまだ地球すら誕生していない(という設定)photo by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


タイムスリップ後に道を歩いていると突如、謎の半球体ドームが出現。これこそ、「約46億年前〜地球誕生」の世界だ。ドーム内部には星々が輝く宇宙が再現されており、微細なレーザーが舞い、音が反響する不思議な空間。ドームを抜けると、生命誕生に向けてミラーボールとレーザーがきらめく神秘的な道を進んで行く。

半球ドームで再現された地球。内部の宇宙空間では手を叩いたり、大きな声を出したりして音の反響を体感してみようphoto by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


ドームを抜けた後も、ミラーボールやレーザー、ブラックライトで演出された美しい宇宙を突き進むことに…!photo by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


宇宙ゾーンを抜けたら、海中の植物を表現した「先カンブリア代〜植物誕生」、約1000本の蓮のイルミネーションが咲き誇る「中生代〜蓮の時代」へと時空を移る。立体的な光の演出、色とりどりのコントラストが美しく、まさにインスタ映えを狙える非日常の世界。こちらはおじさん3人で撮影を進める傍ら、ファミリーやカップルたちはとても仲睦まじそうにスマホで写真を撮り合っていた(おじさん3人でも楽しめたからいいもん!)。

海の中で生命が誕生した「先カンブリア代〜植物誕生」。サンゴやクラゲがイルミネーションで表現されているphoto by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


そしてクライマックスへ。光の地上絵、ドラマチックなレーザー、奇跡のオーロラの三重奏は感動必至!


レーザーが霧に包まれてオーロラが出現。「白亜紀〜恐竜の時代」の場所のはずだが、恐竜はいずこへ…?(C)KADOKAWA


イルミネーションの海を横目にてくてく歩く。遠くの方にはアンモナイトらしき巻貝の姿が!(C)KADOKAWA


恐竜の後方から飛び交うレーザー。一流アーティストのコンサートを思わせる豪華な演出(C)KADOKAWA


蓮の花畑を抜けると、ナンバーワン恐竜テーマソングとも言える“あの曲”と共にレーザーが飛び交うゾーンに。エリアMAPを見る限りここが「白亜紀〜恐竜の時代」のはずだが、おかしい。恐竜が1匹も見当たらない。さては、恐竜に詳しい僕に恐れをなしたか!恐竜がいなくたって、周囲は見渡す限りのイルミネーション!!キラキラと瞬く光の中を散歩するのもいいし、所々に用意されたベンチに腰かけて、目の前に広がるイルミの海を眺めながら愛を語らうのもおすすめだ。「僕もここでロマンチックな時間を過ごしたい…」と妄想しながら撮影を続けると、僕の前に立ちはだかる心臓破りの坂。「え?これ、登るの?」とエリアMAPを確認すると、素直に「急なのぼり坂」と書いてある…。

写真で伝わるか微妙だが、結構なのぼり坂。迂回路の案内もあったので、車椅子やベビーカーでも問題ないphoto by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


意を決して急坂を登り始めるが、さっきと違う高さから眺めるイルミネーションもすごく美しい。なるほど、ゆっくり登れば苦にならない。坂を登りきれば、「展望台」に到着。すでに大勢の人が展望台からイルミネーションを眺めている。息を切らせながら景色を覗き込むと…。

展望台から見た「光の地上絵」。4種類の恐竜が音楽に合わせて次々に点灯されていくphoto by Hiromichi Tabata / (C)KADOKAWA


これこそ、上から見下ろすイルミネーションの規模としては日本最大級の「光の地上絵」だ。イルミネーションで描かれているのは、ティラノサウルス、プテラノドン、ブラキオサウルス、ステゴサウルスの恐竜オールスター4種類。まさに恐竜界のドリームチームが集結し、かつて彼らが地上を闊歩した白亜紀の世界を見事に表現している。

ティラノサウルスの獰猛さを忠実に再現。力強い輪郭を描くことで、圧倒的な存在感を醸し出している(C)KADOKAWA


特に真ん中にいるティラノサウルスの存在感たるや、圧巻の一言(あとから聞いたら全長100メートル以上!)。真っ赤に輝く鋭い目つきや、スモークで再現された怪しげな吐息は、かつて“地上最強”の名を欲しいままにした王者を感じさせる風格。またプテラノドンは陰影の工夫で本当に浮いているように再現するなど、そのディティールにもぜひ注目してほしい。

大空を飛ぶプテラノドンと、長い首をくねらせるブラキオサウルス(C)KADOKAWA


そして、やはり最大の功績は新たな試みである「奇跡のオーロラ」。写真では伝わりにくいのが悔しい限りだが、4種類の恐竜と幻想的なオーロラが音楽に合わせて変動し、ショーがクライマックスに近づくと胸の高鳴りは最高潮に。「ブラボー!」と叫びたい気持ちは迷惑なのでグッとこらえ、繰り広げられる“奇跡の光景“をしっかり目に焼き付けた。

レーザーとスモークで、オーロラが出現。夜空に映えるカラフルな色合いが美しい(C)KADOKAWA


イルミネーション後はゆっくり温泉に浸かって、ホテルで一泊。これこそ勝山市の夏休み王道プランだった!


ホテルでもらったパンフレットには、所要時間30〜45分(一周約1.7km)と書いてあったが、じっくり観て回ると実際は1時間くらいかかりそうな印象。最初の「約46億年前〜地球誕生」のドームで音の反響を楽しんだり、次々に移り変わる光の演出で写真撮影に夢中になったりと、要所でいくつも足を止めるポイントが点在しているのも、満足感が高い理由のひとつかもしれない。

「ジオ・イルミネーション2019」の道中にはこんなフォトスポットも。フラッシュを使って撮影したら恐竜が浮かび上がってきた(C)KADOKAWA


また7月28日(日)、9月22日(日)、9月28日(土)にはファイヤーパフォーマンスチームによるショーが繰り広げられる「光と音楽と炎のファイヤーパフォーマンスショー」、9月14日(土)(予備日は翌日)には約400個のランタンが空に舞い上がる「LEDスカイランタン」といったイベントも開催する。さらに心踊る体験ができそうだ。

ホテル内にある「法恩寺温泉ささゆり」。写真には写っていないが、露天風呂には恐竜の石像も置いてあった


今回はたっぷり時間をかけて楽しむ目的だったので、「ホテルハーヴェスト スキージャム勝山」で一泊。「法恩寺温泉ささゆり」でゆっくり温泉に浸かってリフレッシュできて、翌朝は福井の名物料理も並ぶ「朝食バイキング」でモリモリ食事をとれた。イルミネーションだけを見てそのまま帰るよりも、一泊して旅の余韻に浸ることが圧倒的に正解だと思う。うん、泊まった方が絶対いい。

恐竜ルームというコンセプトの部屋も。子どもは確実にテンションブチ上がるやつ


「ジオ・イルミネーション2019」はもちろんよかったが、それ以上にあらためて勝山市の魅力に触れられた取材だった。この夏休みは恐竜のロマン、イルミネーションの美しさ、リゾートの非日常感を一挙に味わえる、福井県勝山市へ訪れてみてはいかがだろう。

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