日の丸チョコに漢字チョコ! 世界の巨匠が作る“日本チョコ”がスゴい

東京ウォーカー

1月26日の開幕と同時に各ブースに行列ができ、盛り上がりを見せるチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」。会場となる伊勢丹新宿店で、来場者の視線を独占しているのが、今回のテーマ「日本」に合わせ、有名ショコラティエたちが生み出す“日本チョコ”の数々。中でも、日の丸や漢字が描かれたチョコ(!)など、インパクトのある作品が会場を賑わせているのだ。

■日の出モチーフの“漢字チョコ”! ファブリス・ジロット氏の「アンスピラシオン・ジャポン」(4410円・8個入り)

多くのプロからもリスペクトされるM.O.F.(フランス国家最高職人)のジロット氏が作ったのは、日の出をモチーフにした、真ん中の赤い丸が印象的なショコラ。しかも、チョコの上には「柚子」や「胡麻」といった、使用している和素材の名前を“漢字”で描いており、そのビジュアル度は、言うまでもなく、会場No.1のインパクト! ショウガのコンフィにブラジル産カカオのブラックチョコを合わせた「生姜」や、抹茶ジュレとミルクチョコのほろ苦いハーモニーがまろやかな「抹茶」など、全4種のフレーバーがボックスに入っている。また、「生姜は『根』を張り、抹茶で『葉』をつけ、柚子は『実』がなり、胡麻は『種』を残す」という、“バックストーリー”も見事だ。自然を愛する日本人に敬意を表した、ジロット氏の新作は、日本人のDNAに訴えかけるショコラは必見だ!

■日本一スイートな“日の丸”誕生! ベー・ドゥ・リヨンの「タブレットジャポン」(3045円・150g)

今回初登場ショコラティエの中でも、要注目なのが、リヨンの老舗パティスリー&ショコラトリーのベー・ドゥ・リヨンだ。同店が作った「タブレットジャポン」は、日本国旗をイメージしたデザインで、見た目は日の丸そのもの。純粋なカカオバターを使っているため、白色の部分は、少し琥珀がかった色味になっており、口の中で溶けるとバニラの甘い香りが鼻をくすぐる。産地別のカカオ豆をレシピごとにブレンドして使うなど、フランス国内外から高い支持を得ているだけあって、見た目だけでなく、その味も確かなのだ。

■キンモクセイもアートなチョコに変身! フランク・ケストナーの「コフレ・ジャポン」(1680円・5個入り)

“漢字チョコ”のファブリス・ジロット氏も認める、M.O.F.ショコラティエのフランク・ケストナー氏は、洋ナシ×サフランなど、独自のフィーリングでショコラの可能性を追求している、若き実力者。そんな彼が今回作ったのが、キンモクセイやショウガなどを使った個性豊かなボンボン。特に、ドーム状のショコラ「TOKYO」の、キンモクセイの蜜煮を使ったキャラメルをブラックチョコでコートした繊細な味わいは必食。また、ショウガをアンフュゼ(香りを移す)したガナッシュの「ソルティレージュ」など、和素材の使い方に個性が出た一粒も、大きな話題になりそうだ。

他にも、初登場となるパリの5つ星ホテル「オテル・プラザ・アテネ」の、ゴマがたっぷりとコーティングされた「タブレット・レ セザム」(2310円・70g)など、和素材とチョコを融合させた斬新なショコラはまだまだたくさん。東洋と西洋の味や文化を融合させた、ショコラの競演「サロン・デュ・ショコラ」は、1月31日(月)まで伊勢丹新宿店にて開催中。見ても味わっても楽しいショコラをこのチャンスにゲットしてみて! 【詳細は、1月25日発売の東京ウォーカーに掲載】

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