戦国武将上杉謙信の遺徳をたたえる「第94回謙信公祭」が8月23日(金)を前夜祭、24日(土)、25日(日)の2日間を本祭として春日山城跡などで開催される。
謙信公祭は、昭和戦前期から戦中、戦後と激動の時代において一度も中断されることなく、上越の人びとの手によって毎年開催されている歴史ある祭りだ。謙信公は戦国大名が割拠した動乱の時代においても、一年に一度だけ民衆を春日山城に招き入れて日頃の労をねぎらったという言い伝えがあり、これが謙信公祭を行うきっかけとも言われている。
祭りでは、謙信公出陣の儀式である「武禘式(ぶていしき)」、鎧兜に身をつつんだ武者達が春日山周辺を練り歩く「出陣行列」、そして「川中島合戦の再現」が行われる。とくに、8月25日(日)に行われる最大の見所である「川中島合戦の再現」は、戦国絵巻さながらの迫力と臨場感があり観る者を魅了する。
その他にも「謙信公みこし巡行」「合戦を体験!~戦国武将は君だ!~(スポーツチャンバラ)」といった関連イベントも多数ある。
今年の上杉謙信役は初の女性が選ばれ、かつて無い盛り上がりが期待できる。夏の終わりに行われる「第94回謙信公祭」に参加して、戦国時代の空気を体感してこよう。
ウォーカープラス編集部