世界初公開!大阪・大丸心斎橋店で誕生80周年 トムとジェリー展

関西ウォーカー

短編アニメーション「トムとジェリー」。2020年に誕生80年を迎えることを記念し、世界初となる展覧会が大阪の大丸心斎橋店で開催中。会場には貴重な資料や原画、セル画など約250点を展示。トムとジェリーの他に、日本でもお馴染みの「原始家族フリントストーン」や「チキチキマシン猛レース」などのプレゼンテーション用アートやおもちゃなども。天才コンビ ハンナ=バーベラが手がけたアニメーションの世界。見応えたっぷりの内容となっています。

金庫につぶされて、四角くなってしまったトム


撮影OKなフィギュアも


撮影OKなフィギュア


会場には撮影OKなフィギュアも。ジェリーを握りしめてにらみつけるおなじみのトムの姿。さらに色々な形になってしまったトムなど、立体になったトムとジェリー。トムとジェリーと一緒に写真を撮りましょう。

壺やフライパンなど様々な形になったトムのフィギュア。こちらも撮影OK


ハリウッドスターになったトムとジェリー


左:「パブリシティー・アート」と右:「アカデミーノミネーション証明書」


「トムとジェリー」が、7作品もアカデミー賞を受賞していたってご存じでしたか?会場には「アカデミーノミネーション証明書」や、賞にふさわしくおしゃれしたトムとジェリーの「パブリシティー・アート」が飾られています。さらにアカデミー賞短編アニメ賞を受賞した「猫の演奏会」と、同じく短編アニメ賞ノミネート作品「武士道はつらい」のクリップ映像も上映されています。もしかしたら昔見たことがある作品かも。ハリウッドスターになった、トムとジェリーの勇姿を見て笑ってくださいね。

原画の迫力!手描きセルとタイトルバック


アニメーション原画とセル画


セリフがほとんどないドタバタ劇の「トムとジェリー」。コミカルな動きのセルだけを見ても、ストーリーが浮かんでくるようです。アニメーションの命ともいえるセル。近頃はCGやデジタルデータのアニメーションがほとんどですが、昔は全て手描き、手彩色で作られていました。

セル画と背景を重ねた「セル・セットアップ」


会場には貴重な手描きセルもたくさん展示されています。手描きならではの存在感を感じてくださいね。

手描きのタイトルバックと原画


作品が始まる前に表示されるタイトルバック。ストーリーを凝縮してかかれた1枚は、まるで1枚の絵画のよう。おしゃれな書体も手描きなのです。会場には原画の他に、元となったスケッチも展示されています。

生き生きとした筆致のスケッチ


手前:トムの足に描き直したあとが残る、キャラクターのモデルシート


キャラクターのモデルシートやストーリー・スケッチなど、当時の貴重な手描きスケッチも間近に見ることができます。書き込みや消しを入れた跡や、修正の跡などが残っているのも原画ならでは。会場で上映されている、トムとジェリーに携わったアニメーター達のインタビュー映像も見応えたっぷりです。

日本でお馴染みの作品も


こちらは撮影OKな「宇宙家族ジェットソン」のフィギュアや「原始家族フリントストーン」のおもちゃ


「原始家族フリントストーン」や「チキチキマシン猛レース」、「宇宙家族ジェットソン」のアートや懐かしのおもちゃも。

「宇宙家族ジェットソン」のおもちゃ。パッケージもレトロで貴重な資料だ


レトロなパッケージがたまりません。宇宙船フィギュアとおもちゃは撮影OKです。

最新シリーズも!追いかけっこは永遠に



会場では、トムとジェリーが追いかけっこを繰り広げるお馴染みの映像「追いかけっこは永遠に」も放映されています。2014年から「トムとジェリーショー」として、新しいシリーズが制作されているトムとジェリー。現在シーズン5がカートゥーン・ネットワークで放映中です。今でも色あせない面白さ、彼らの追いかけっこはまだまだ続くのです。展示会でより深くトムとジェリーの世界に浸ってみませんか。

■誕生80周年 トムとジェリー展 カートゥーンの天才コンビ ハンナ=バーベラ

期間:開催中〜8/19(月) 会場:大丸心斎橋店 北館14階 住所:大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 時間:10:00〜20:30(最終入場は20:00)※最終日は17:30まで(18:00閉場) 料金:大人¥1,200

TOM AND JERRY and all related characters and elements © ™ Turner Entertainment Co. (s19)

二木繁美

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