世界中の「奇妙なもの」を対象に博物学的・美学的観点から撮影・執筆するフォトグラファー・佐藤健寿さんの展覧会「奇界遺産2019展 WUNDER in NAMBA」が8月2日(金)から、なんばスカイオ(大阪市中央区)7階コンベンションホールで開かれている。
佐藤健寿さんは、ベストセラーになった写真集「奇界遺産」「奇界遺産2」(エクスナレッジ)や、テレビ朝日「タモリ倶楽部」、TBS系「クレイジージャーニー」などへの出演で知られる。大阪での展覧会は2018年になんばパークスで開かれ、多くの人が来場して好評だった。
今回のテーマはドイツ語で「驚異」を意味する「WUNDER」。世界中の「奇妙なもの」のキャプション入り写真パネル約80点を展示するほか、映像6作作品を上映する。
8月4日(日)は佐藤さんのトークライブを開催。マスゲームなどの撮影で訪れた北朝鮮でのエピソード、トナカイの生肉を食べるロシアの先住民族ネネツ族の暮らし、日本各地に残る奇習などを話して来場者を喜ばせた。
佐藤さんは今回の展覧会について「世界中の奇妙なものをここ10年くらい撮影しているが、一つの集大成みたいな形で、過去最大規模の内容で展示している。いろいろ撮影した動画もまとめて公開し、会場でかかっている音楽も現地でフィールドレコーディングした音を使っているので、トータルで楽しめる空間になっている」と話した。
■奇界遺産2019展 WUNDER in NAMBA 〈会期〉2019年8月2日(金)~8月18日(日) 〈会場〉なんばスカイオ 7 階コンベンションホール(大阪市中央区難波5-1-60) 〈入場時間〉11:00~19:00 (最終入場 18:30 金曜日は NIGHT DAY 11:00~21:00 (最終入場 20:30) 〈入場料〉一般800円、学生(小・中・高・大)700 円、未就学児無料 〈主催〉南海電気鉄道株式会社
新城重登